Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

十勝連峰縦走 ③ 美瑛富士避難小屋へ

2015-07-20 14:42:39 | Sports/Fitness
さて美瑛岳をあとにしまして、美瑛富士に向かいます。


岩場をトラバース気味に少し歩くと、


ここから美瑛岳を下って美瑛富士に向かえっていうサインがあります。


むこうが美瑛富士。
まずはここ美瑛岳を下らなければなりません

もうすんごく疲れていて気が乗らないんだけど、仕方ないの下りますか・・・

はるか向こうには明日の目的地オプタテシケが見えます。


この下りがまたキツイ・・・。
っていうか、思ってたより長い
わりと急だし、不安定な岩が多くて、
疲れているし、荷物も重くてバランスとりにくい感じで、
何回もつまづいてコケそうになるし、
もう泣きたくなってきちゃいました


やっと下りました・・・・。
下りでも予定時間以上にかかりました・・・
大丈夫かしら、わたし・・・

キャンプサイトはこの美瑛富士の向こう側で、
山に登らなくても周りをぐるっと30分ぐらい歩いたら着きます。
このとき軽く雨が降り始めていたし、下りでも後れを取るぐらい疲れているし、
すでに14時30分、これに登ってからキャンプ地に向かうとしたら、
16時過ぎになって、もしテン場混んでたら大変なので、
ここで美瑛富士は登らずに、まずはキャンプ地に向かうことにしました。


ハイ松に覆われた道をトラバース。


はるか向こうにオプタテシケ。


来し方を振り返ると私を苦しめた美瑛岳


雪渓を渡り、


別の雪渓が溶けだした沢を越えて・・・。

木の根やゴロゴロした岩で歩きにくいうえにハイ松に覆われて足元見にくく、
また何度もつまづき、
ただのトラバースなのにまた予定時間よりもオーバー
ほんっとにキツイ


やっと見えてきました、美瑛富士避難小屋。

はい、到着。

15時05分、予定より1時間10分遅れ
ああ~しんどかった・・・。
もうテン泊縦走とか2度としたくない気分

小屋の中を覗くとお一人爆睡中・・・。
テン場もひっそりとしていてまだ誰もテント張ってません。
3連休だからムチャ混んでると思っていたけど、
雨の予報だからみなさんテン泊回避したんでしょうかね・・・。

小屋の横を見ると・・・

携帯トイレブースだって。
この避難小屋にはトイレがないから、周囲で雉撃ち(山用語で青空排便のこと)が多発、
ティッシュも放置で大問題になっていたんで、
携帯トイレの使用を促すために取り付けられたんでしょうな。
たぶん今年からだと思います・・・。

さて、テント立てますか!
ザックからテント取り出していると、
オプタテシケ日帰りの御一行が小屋前で休憩しにやってきました。
「おねえさん、泊まりかい?」
と話しかけられ、あれこれお話しながらテント設営。

完成!
と同時に、御一行は下山の途に。

ひとりぽつーんと残されました
まだ15時半・・・。
どうしようかな。
まずはテント内でひと休み。
ザック下ろしたからか、テント立てるのに今までと違う動きしたからか、
なんかさっきまでの疲れがスッと引いたような気がする・・・。
雨も止んだし、
ザックの中身をテントにおいて身軽にしたら、ちょっと歩けるかな・・・。
戻って美瑛富士登ってこようかな・・・・。

ということで、出かけることにしました

つづく。


十勝連峰縦走 ② 美瑛岳

2015-07-18 14:41:31 | Sports/Fitness
さて雲ノ平分岐から北へ、美瑛岳に向かいましょう。



硫黄沢を渡り、


少し上り、


あとはしばらくトラバース。

お花はもうピークが過ぎたのか、まばらな感じでした。

メアカンキンバイ?


イワブクロ、エゾノマルバシモツケ、イソツツジ?


エゾノツガザクラ?


これはエゾコザクラ。

ただトラバースしてるだけなのに、
まだたいして歩いてないのに、
やたらハアハアするしやたらお腹空く・・・・
休憩タイム!

今回は南部せんべい持って来てみました

これまでは登山の時おやつ持っててもほとんど食べなくて大丈夫だったのに・・・・
なんか違うなあ・・・。
やっぱり荷物が重たいからか?それとも体力おちた?
と、また自問自答しながらまた歩く・・・


まだまだトラバース。


今のところ視界は良好です!


雲ノ平分岐からまだこれしか歩いてないのになんでこんなにハアハアするんだ?


ウコンウツギ。


エゾコザクラ、かわいい。

やっと見えてきました、目指す美瑛岳!

あのトンガリ目指して・・・

まだトラバース



雪渓も越えて・・・。


少し上ったら、


急な下りに差し掛かります。


やっとチングルマの登場。


小さな沢・・・これがポンピ沢じゃないよね・・・?

と思っていたら、こっちでした



ポンピ沢。

さて、ここからが、美瑛岳登山の本番、上りが始まります!





けっこう急な上りです


視界が開け、進行方向の反対側には十勝岳。


美瑛岳分岐。
まだ全然遠い


チングルマに癒されながら、ひたすら進む・・・。

この辺りでさらに予定より10分遅れ
しかも上りがキツくてちょっと歩いては立ち止まり・・・の繰り返し。
いつものわたしは写真撮る以外はほとんど立ち止まらずに
どんどん歩けるのに・・・


ようやく近づいてきた・・・・。


ようやく稜線に出た。
またさらに遅れてるけど、全然足が前に進まない


美しい火口の模様・・・。
これに見入っているふりをして立ち止まり呼吸を整える


ああ、いよいよ来たか・・・。


もう全然進まない・・・10歩進んでは立ち止まる感じ

やっと登りきって・・・

えっまだ向うなの!?

ひーひー
やっと着いた!

13:33、美瑛岳、2052m。

いやーキツかった。
予定より45分遅れ
なんなのこれ。
やはり泊りの装備、想定以上に重く私の筋肉にのしかかっているのか・・・?

それにしても、ぶよやら何やら虫がぶんぶん飛び交ってて居心地の悪い頂上です
予定より遅れていることだし、
さっさとお昼ごはん食べて先を急ぎましょう。

つぶれたロールパン、味付き卵、豆乳。

ガスが出てきました・・・。




次に向かうのは、
この美瑛岳を少し下り、となりの美瑛富士、その向う側の美瑛富士避難小屋へ。
そこが今夜の宿泊地です。
雨に降られる前に、テン場に着きたいなあ・・・

つづく。

十勝連邦縦走 ①吹上温泉登山口から

2015-07-18 10:58:54 | Sports/Fitness
土曜日、曇り空だけど空気はそんなに重くない。
日中はなんとかお天気もちそうな予報だったし、
まあ、気持ちよく登山できそうかな・・・
ということで、
旭川から富良野線に乗って上富良野に向かいます。

車窓から、目指す十勝連峰もきれいに見えます。
まるで「ウェルカム」と言ってくれているかのよう


1時間ほどで上富良野到着。
どうも、1年のご無沙汰でした!

ここから町民バスで登山口のある吹上温泉まで向かうのですが
15分ほど時間があったので駅の跨線橋から十勝連峰を望む

十勝連峰は活火山の十勝岳(2,077m)を中心とした火山群です。
昨年、南端の富良野岳から十勝岳までを日帰り縦走したので、
今年は十勝岳から北端のオプタテシケを歩きたいと思って・・・

オプタテシケは美瑛の白金温泉から入れば日帰りも可能ですが、
基本的には遠い山なので美瑛富士の避難小屋で1泊するパターンが多いようです。

この度は、登山口までの公共交通の便が良い上富良野の吹上温泉を起点として、
A:十勝岳→美瑛岳→小屋泊→オプタテシケ→美瑛岳から下山して吹上温泉
または、
B:美瑛岳→小屋泊→オプタテシケ→美瑛岳から十勝岳を縦走し吹上に下山
のいずれかで迷いましたが、
この度はじめてのソロテン泊を敢行しようと思っていて、
3連休なので避難小屋もテン場も混んでいることが予想され、
遅くなってからテン場についてテントいっぱいで慣れない自分がどこに張っていいかわかんない・・・
なんてことにならないよう、
しかも夕方から雨予報だったから、
早めにテン場に着くB案で行くことにしました。

上富良野のラベンダー畑と今回メインとなる、
美瑛岳、美瑛富士、石垣山、ベベツ岳、そしてオプタテシケ。

一番遠いオプタテシケ、ぴょこんと槍の先が突き出たような形です。
アイヌ語で「槍がそこにそり立っている山」という意味みたいです。
そのまんまですね

角度を変えてみるとこんな山です。
(参考画像)
かっこいいですねー。

さて、バスが来ました!


1時間ほどで吹上温泉白銀荘に到着。
キャンプ場もあります。

キャンプ客用のトイレ行って、キャンプ場前にある登山者名簿記入して、
9:28、キャンプ場の奥にある登山口から登山開始です。

十勝岳や美瑛岳には、車があれば美瑛町にある望岳台からが便利ですが、
吹上温泉からそのルートに繋がる道があるので、
まずはそこを歩きます。

ほぼ平坦で、笹やハイ松の道を歩いていくと川が見えてきました。

富良野川。
ここを渡渉するんですが、
思っていたよりも水の勢いがあって、
しかも、たいてい「はいはい、ここ渡ればいいのね」って感じで
わかりやすい大きめの石ががあったりするんですが、
なんだかここはわかりにくくて、どこから渡るかなーってやや迷っちゃいました

振り向くと他の人もどうやってわたるか迷っている様子でした・・・。
ここを過ぎると岩場やら上りやら崖やらが始まり、
ペンキマークもついてて登山っぽくなります。

そして突如道の真ん中に・・・

九条武子歌碑。
九条武子さんは明治から昭和初期を生きた歌人で、
柳原白蓮さんのお友達だったみたいです。
京都西本願寺の娘さんということで、昭和2年に北海道仏教婦人大会に出席し、
十勝岳大爆発横死者の慰霊のために詠んだ歌の碑だそうです。
「たまゆらに けむりおさめてしずかなる 山にかへれば 美るにしたしも」。
歌碑があるとは知っていましたが、まさか道の真ん中に鎮座しているとは・・・
脇をすり抜けて先に進みます。






ようやく視界が広がり、再び山が見えてきました。

望岳台からのコースと合流し、正面に噴煙を上げる十勝岳を望みます。

活火山の十勝岳。
噴火は1988年の小噴火が最後ですが、火山性微動は繰り返しており、
半年前にも噴火警戒レベル2(火口周辺立ち入り禁止)となっていましたが、
春ごろにレベル1に戻ってよかったです

さて、美瑛岳に向かう分岐に到着。


いつものわたしなら
登山地図なんかに載っている標準コースタイムの75%程度の速さで歩くのですが、
今回は泊まりの装備を背負っているので8割ぐらいのタイムで山行計画立てました。
しかしここまでの道のり、本格的な上りがほとんどなかったのに、
すでに予定よりも10分遅れ
あれ?
7月初めに夏風邪とかひいて体力おちたのかな?
それとも思った以上に荷物が足かせになっているのかな?

一抹の不安を抱えながらも、
まずはこの日の一つ目の目標、美瑛岳山頂に向かいます

つづく。

昨年に引き続き、十勝蓮峰縦走へ

2015-07-17 23:35:06 | Sports/Fitness
海の日3連休がやってまいりました

今年の年間計画では7月は山三昧、
7月はじめの土日で
十勝岳~オプタテシケ縦走(ソロテント泊デビューのおまけ付き)、
海の日3連休で知床の羅臼岳と斜里岳制覇、
の予定でしたが、
7月はじめは体調崩し休養(凹)
海の日3連休は、
予定通り知床行くか、順番守って十勝連峰行くか悩みまして、
連休明けに我が部署に新入社員入るから
旅程に余裕持った方が得策だなと判断し、
十勝連峰に決まり♪

昨年十勝連邦の南半分、富良野岳から十勝岳と歩いたので、
今年は十勝岳からオプタテシケを歩きたかったんです

お天気もよさそうで、テン泊日和になりそうねー♪
と、木曜日に作った荷物を背負って、
金曜日の仕事終わってから旭川に向かいました。
途中再度お天気確認しましたら、
曇りと雨に変わってる
もう向かっちゃってるんで、運命に身を任せるしかありません

このところ何かとお世話になることが多い
便利な富良野・美瑛フリーきっぷにて。

ちょっと疲れてたんでサッポロクラシック新幹線バージョンで気分を盛り上げ、
旭川の宿では、
今年始めに買ってから1度も組み立ててないソロテントをたててみたりして(笑)

気分盛り上げました

2~3人用のテントは前から持ってて、10年くらい前はキャンプとか頻回だったんで、
まあテン泊自体は大丈夫なんですが、
山の上にテン泊は20年ぐらい前にアラスカでやったきり、
しかもその時はソロじゃなかったんでね。
ソロテン泊で縦走、デビューです。

シュラフもコンパクトで温かいのを新調の予定でしたが、
最近メガネ大破し大金が飛びましたので(凹)、
かさ張る昔からのヤツをグイグイリュックに押し込めました。

残念ながら雨のテン泊デビューになりそうですが、
体調に気をつけて、
憧れのオプタテシケ目指していってきます。
(オプタテシケから昨年登ったトムラウシを眺めるのが目的だったので、
夢はお預けになりそうですけどね)

晩ごはん 夏だけど燗酒と合わせて・・・

2015-07-15 22:20:19 | Life
昨日まで最高気温30℃と真夏日だった札幌ですが、
今日は20℃で、
なんだかうすら寒くさえ感じちゃいました

先日開けた日本酒が冷やよりもぬる燗で美味いタイプと思われたので、
この涼しい日にそれを試しちゃうことにしまして、
晩ごはんもそんなイメージで


もずく酢、
鶏胸肉のサラダはミョウガといっしょで和風に、
がんもどきの含め煮、
焼きホッケ、
牛ステーキは和風の味付けのトマトビーンズとともに。

浜娘の純米吟醸酒はやはりぬる燗で本領発揮、
とってもおいしくいただきました。
どのお料理ともぴったり合ってたし、
大満足の晩ごはんでした

日本酒 浜娘 純米吟醸酒

2015-07-12 22:37:29 | Sake
前日に岩手のビールを飲んだので
なんとなく岩手の日本酒を飲みたくなってこれを開けてみました。


浜娘 純米吟醸酒

岩手県大槌町の赤武酒造のお酒です。
蔵は津波で流され、現在は盛岡で酒造りをしています。

岩手県の酒造好適米「吟ぎんが」を50%まで削って醸しているようです。
その他は詳細不明。

梨のような甘くフルーティな香り、
味も一瞬フルーティ・・・と思いきや、甘みと同時にびりっとした苦み渋み、
それから口いっぱいに広がる旨みと長い余韻・・・・。
これはたぶんぬる燗で美味いお酒のような気がします
実際冷やして飲むより常温のほうがお酒の特徴が生きてきます。
飲む季節間違っちゃったかしら


ベアレンビール ラードラ―とコローニア

2015-07-11 20:48:35 | Spirits&Others
いつも岩手に行ったときに買ってくるベアレンビールですが、
通勤途中エリアにある酒屋さんに売ってるとの情報ゲットし、
行ってみると季節限定ビールも売っていたので2つ買っちゃいました


ラードラ―。
ビールのレモネード割、alc.2.5%
真夏日だったので、
ジュースみたいにゴクゴク飲んじゃいました


そしてもう一つ。

コローニア。
2003年5月にベアレンビールが初めて作ったビールの復刻醸造。
タイプとしてはドイツビールのケルシュになるみたいですが、
原産地呼称の法律を尊重してその呼び方ではなく「コローニア」としているそうです。
毎年5月にラベルデザインを変えてリリースしているとか。
お味は軽くてさらっと飲める感じ。

この日の晩ごはんとともに。

鶏のから揚げとポテトフライ、
夏野菜とラム肉のカレー、
イカのガーリックソテー、
そしてついにレバー難民から脱出し、いつものコンフィ

この日はたくさん走るつもりだったのですが、
夏風邪をひいて鼻水と咳が結構出ることと、
それよりなにより、久々に坐骨神経痛がひどくて歩いてても痛いので
せっかくの真夏日を無駄にしちゃいました

走らなかったので余計な糖分(炭水化物)は摂らないことにしました。
ビールは2本飲んじゃいましたけどね



晩ごはん 赤ワインのリゾット

2015-07-08 22:56:57 | Food
日曜抜栓の赤ワインがあとグラス3杯分ぐらい残ってたんですが、
インクっぽさと酸味が立ちはじめてたので、
料理で使っちゃうことにしました。


赤ワインのリゾット。
その他は、イカのフリットをイカ墨のソースで、
あと豚ヒレ肉の香草パン粉焼き(昨日と同じ)
鶏胸肉のトマト煮(作り置きのラタトゥイユを使って)

ネタ切れです

ほんとはアワビと奥尻メルローを合わせてみたかったんですが、
今日に限って売ってなかった

ワイン無くなっちゃったんで明日の献立どうしようかなー。
飲むお酒が決まるとメニューが次々浮かんでくるんですけどね






晩ごはん いかすみのパスタと島のワイン

2015-07-07 22:19:43 | Food
本日もまたまた奥尻メルローに合わせたメニューです。


いかすみパスタ。
あとは知床地鶏胸肉とほうれん草のソテー、
豚ロースの香草パン粉焼きラタトュイユ添え、
エビをトッピングしたグリーンサラダ。

赤ワインだけどドライだし島のワインだから魚介と合うんですよね・・・。
濃厚ないかすみソースと奥尻メルロー、ピッタリです

ランナーの食事というよりはちょっとオサレな感じになってきましたな
ワインのイメージで閃いたものを作っているんでね・・・。
こうでもしないと食事が進まないです。
またちょっと体重減ってきたし

ワインは開けて3日目、またタンニンが主張してきました。
香りはヘタレてきたかんじ。
明日もう1日楽しめるかな