バスは大船渡の細浦を抜け、
陸前高田に入り、小友、米崎地区をぬけて終点の鳴石団地まで向かいます。
途中の車窓から・・・・。
バスの窓が汚くて、光の関係ですごくそれが目立つ写真ですが・・・・
小友中学校かな。
解体が始まっているのですね・・・・。
写真撮り損ねたのですが、
山側のサンビレッジの辺りとか、木が切られて土がならされてる土地があって、
高台移転の宅地造成が進んでいるのかなと思いました・・・・。
そして終点鳴石団地に到着。
高台にあるこの住宅街から坂を下って、
津波の被害が大きかった地域に向かいます。
相変わらずのだだーっと荒野が広がる感じ・・・。
もともとお店があった場所なのか、
メッセージと太陽光発電で灯が付くようになってるイルミネーション(?)が。
いいですよね、こういうの。
宮城の南三陸町も何にもなくなっちゃったけど、
地元文化の切り子細工で町中にメッセージボードがあって、
どこに何があったかなんとなくわかるようになってる。
陸前高田にもそういうのあるといいのにな。
お?なんか花壇とか小さな農園みたいなのがありますね・・・。
前からありましたっけ?9月に来たときは気が付かなかった・・・。
冬なので何も育てられてないですが・・・・。
暖かくなったら何か植えられるのかな。
楽しみですね。
これも前にはなかった・・・。
後で調べたら、「ワーカーズコープ陸前高田」さんが直売所を作ったりしているみたいです。
カラオケひばりさんは後で記事を見つけましたが、
現在このようにオープンされて地域の皆さんのたまり場になっているとか。
なんかうれしいですね。
米崎や竹駒や大隅など山側のほうでは前からお店ができたりしていましたが、
市街地にプレハブでも何か新しいものが立つと、
なんかほんとにうれしい気持ちになります。
さて、
マイヤや市役所のある方に行ってみましょう。
それにしても風が強くて寒い。
マイヤももう解体が始まっていたので、
そっちからなんか鉄片とか剥がれて飛んでくるんじゃないかしらってくらい・・・。
市役所裏。
市民会館
市役所正面
解体が進めば瓦礫もまた増えます。
次に来るときにはもう形が無くなってますね。
お疲れ様でした、市役所さん・・・。
さて少し歩きます。
水がどこからともなくあふれてます。
冠水対策もしていかなくてはなりませんね・・・。
もう一度振り返り、市役所、マイヤ、市民会館・・・。
そして、明らかに無くなってしまっている、
体育館・図書館・博物館・中央公民館の跡地を探します。
が、建物が無いとこうも自分の立ち位置が分からなくなるものかと途方に暮れつつ歩く・・・。
地図をみようにも風が強くて紙が破れそうだし・・・
えーんと心細くなりながら、見つけました。
看板は残しておいてくれたんですね。
よく見ると、
むこうには公民館前にひっくり返っていた石碑がそのまま残されています。
さて、あれに見えるはキャピタルホテル・・・
てくてくと、向かいましょう。
何度も振り返りながら・・・・
線路と市役所とマイヤ・・・・
そして到着、解体中のキャピタルホテル1000・・・・
お隣の道の駅へ。
道の駅の前には 1月にできた追悼施設。
外壁には被災した松を、慰霊塔の台座には瓦礫の中から見つかったしを使っているそうです。
市役所などの解体が進むと市民が犠牲者のために手を合わせる場所が無くなるとのことで、
作られました。
いちおうお線香持って行ったんですが、
火事になったらいけないからかお線香立てるところ用意されてなかったので
手だけ合わせてきました。
さて、陸前高田の希望の一本松、
昨年9月12日に防腐加工のため切り倒されて遠くまで運ばれちゃいました。
3月には戻ってくるらしいのですが、
松のいない高田を一度見たいというのが、
今回の旅の第一目的でございました。
1億5千万円もかけて加工してまたあそこに立てる意義について賛否両論ありました。
私は9:1くらいで松があったほうがいい派なんですが、
まあ元来合理的にできているもので、
そのお金をもっと違うことに使えばっていう気も分からなくはない。
ってことで、
やはり、松がいない高田がどんな感じなのか、みたいなと思ったのでした。
ということで、とりあえず、
前みたいに、
道の駅の横から松があった場所の近くまで行ってみることを試みましたが・・・・
道が無くなってました
まあそりゃあそうですよね。
松が戻ってくる前に環境整備しておかないとね。
とはいえ、
やや諦めきれないので、
「何のために長靴はいてきたと思ってるん?」って感じで、
道なき道を途中まで行ってみたのですが、
日曜日なのにユンボが何台かガシガシ動いてたので、
お仕事の邪魔はできない、と断念・・・。
時間が余ってしまいました・・・。
気仙大橋まで行って遠くから松のない光景を眺めようかと思ったんですが、
この時点で、
さすがのわたくしも、強風と寒さにやられまして電池切れ寸前・・・。
ちゃんとした歩道のない仮設の気仙大橋の上で
強風と国道をびゅんびゅんとばす車に煽られながら
松のいない風景をひとりで眺める元気はございませんでした(笑)
ということで予定変更し、
松のいない光景は帰りの気仙沼行きのバスの中から見ることにして、
とにかく最寄りの暖かい場所に移動することにしました。
最寄といっても、
国道340号線を山方向にずーっと歩いて行かなければならないのですが・・。
この辺りもひどく冠水しています。
もう鳥が羽を休める場所になっちゃってます。
また振り返り、キャピタルホテルと道の駅を臨む・・・。
県立高田病院も解体されてしまいました・・・。
国道340号線からマイヤ方向を臨む・・・・。
なんか、次来たときにはほんっとに何にもなくなるんだろうなと思うと、
何回も立ち止まって辺りを見回しちゃいます・・・。
ということで、やっとたどり着いた、最寄りのあたたかい場所。
陸前高田物産センター。
プレハブの土産物屋さんです。
お土産数点購入いたしました。
そして近くの仮設商店街、栃ヶ沢ベースにてうろうろ。
ホントはお蕎麦屋さんであったかいの食べたかったけど、
お昼の営業終わってた・・・
まあそれでもしばらく風のない温かいところにいてすこーし元気になりました
バスの時間も近づいてきたので、
バス乗り場がある市役所の仮庁舎に行こうと、
さらに山方向に歩いて氷上橋に上る階段をてけてけと・・・。
すると、
ああ、ここも宅地になるのかしらね。
そして市役所仮庁舎。
日曜日なのに中に明かりがついてて何人かお仕事してらっしゃいました。
お疲れ様です・・・・・。
たくさんの告知や入札情報が誰でもいつでも見られるようになっています。
他の市役所をまじまじと見たことが無いのでわかりませんが、
どこの自治体もこんな感じですか?
さてバスが来ました。
短い滞在でしたがもはや陸前高田にお別れです。
いつも高田とお別れするときには松を見ながら「また来るねー」というのですが、
今回は・・・・。
あ、
無いね。
マジで無い。
ああ・・・。
あー。
気仙中学校方面からも・・・。
すごい。
あの松が無いだけで
ぽかーん・・・・と穴があいたかなんか、そんな感じ。
やっぱりあの松はあそこにないとダメな気がしました。
今回見た陸前高田は、
まだ市役所やマイヤは残ってましたが、
体育館や高田高校、病院などたくさんの大きな建物が解体されて、
さらに松もいなくて、
なんかちょっと悲しくなってしまい、
他にバスの乗客いないしもう暗かったので
気兼ねなく泣いてしましました・・・・
でもこれを通過しないと新しい街づくりができませんからね。
また来て、どう変わっていくのか見ていきたいなと思います。
ということで、
気仙沼駅
この駅も外装工事終わったばかり。
リアス式海岸の岩をイメージしたつくりになっているそうです。
ここからJR大船渡線に乗って一ノ関へ、そして新幹線で盛岡着。
もうこの日1日で体中が冷えきってしまい、
バス乗っても電車乗っても全然温まらなかったので、
盛岡駅にて温かい晩ごはん。
珍しく温かい蕎麦いただきました。
あーやっとあったまりました。
これにて冬の岩手沿岸バスの旅終了です。
強行スケジュールでしたが、
バス&徒歩のわりにはたくさん回れたかなーと思います。
もちろん車だったらもっとたくさん回れたと思いますが、
バスや徒歩ならではの発見もありました。
たくさんの経験をありがとうございました、大槌、釜石、大船渡、陸前高田。
また会える日まで。
おわり。
陸前高田に入り、小友、米崎地区をぬけて終点の鳴石団地まで向かいます。
途中の車窓から・・・・。
バスの窓が汚くて、光の関係ですごくそれが目立つ写真ですが・・・・
小友中学校かな。
解体が始まっているのですね・・・・。
写真撮り損ねたのですが、
山側のサンビレッジの辺りとか、木が切られて土がならされてる土地があって、
高台移転の宅地造成が進んでいるのかなと思いました・・・・。
そして終点鳴石団地に到着。
高台にあるこの住宅街から坂を下って、
津波の被害が大きかった地域に向かいます。
相変わらずのだだーっと荒野が広がる感じ・・・。
もともとお店があった場所なのか、
メッセージと太陽光発電で灯が付くようになってるイルミネーション(?)が。
いいですよね、こういうの。
宮城の南三陸町も何にもなくなっちゃったけど、
地元文化の切り子細工で町中にメッセージボードがあって、
どこに何があったかなんとなくわかるようになってる。
陸前高田にもそういうのあるといいのにな。
お?なんか花壇とか小さな農園みたいなのがありますね・・・。
前からありましたっけ?9月に来たときは気が付かなかった・・・。
冬なので何も育てられてないですが・・・・。
暖かくなったら何か植えられるのかな。
楽しみですね。
これも前にはなかった・・・。
後で調べたら、「ワーカーズコープ陸前高田」さんが直売所を作ったりしているみたいです。
カラオケひばりさんは後で記事を見つけましたが、
現在このようにオープンされて地域の皆さんのたまり場になっているとか。
なんかうれしいですね。
米崎や竹駒や大隅など山側のほうでは前からお店ができたりしていましたが、
市街地にプレハブでも何か新しいものが立つと、
なんかほんとにうれしい気持ちになります。
さて、
マイヤや市役所のある方に行ってみましょう。
それにしても風が強くて寒い。
マイヤももう解体が始まっていたので、
そっちからなんか鉄片とか剥がれて飛んでくるんじゃないかしらってくらい・・・。
市役所裏。
市民会館
市役所正面
解体が進めば瓦礫もまた増えます。
次に来るときにはもう形が無くなってますね。
お疲れ様でした、市役所さん・・・。
さて少し歩きます。
水がどこからともなくあふれてます。
冠水対策もしていかなくてはなりませんね・・・。
もう一度振り返り、市役所、マイヤ、市民会館・・・。
そして、明らかに無くなってしまっている、
体育館・図書館・博物館・中央公民館の跡地を探します。
が、建物が無いとこうも自分の立ち位置が分からなくなるものかと途方に暮れつつ歩く・・・。
地図をみようにも風が強くて紙が破れそうだし・・・
えーんと心細くなりながら、見つけました。
看板は残しておいてくれたんですね。
よく見ると、
むこうには公民館前にひっくり返っていた石碑がそのまま残されています。
さて、あれに見えるはキャピタルホテル・・・
てくてくと、向かいましょう。
何度も振り返りながら・・・・
線路と市役所とマイヤ・・・・
そして到着、解体中のキャピタルホテル1000・・・・
お隣の道の駅へ。
道の駅の前には 1月にできた追悼施設。
外壁には被災した松を、慰霊塔の台座には瓦礫の中から見つかったしを使っているそうです。
市役所などの解体が進むと市民が犠牲者のために手を合わせる場所が無くなるとのことで、
作られました。
いちおうお線香持って行ったんですが、
火事になったらいけないからかお線香立てるところ用意されてなかったので
手だけ合わせてきました。
さて、陸前高田の希望の一本松、
昨年9月12日に防腐加工のため切り倒されて遠くまで運ばれちゃいました。
3月には戻ってくるらしいのですが、
松のいない高田を一度見たいというのが、
今回の旅の第一目的でございました。
1億5千万円もかけて加工してまたあそこに立てる意義について賛否両論ありました。
私は9:1くらいで松があったほうがいい派なんですが、
まあ元来合理的にできているもので、
そのお金をもっと違うことに使えばっていう気も分からなくはない。
ってことで、
やはり、松がいない高田がどんな感じなのか、みたいなと思ったのでした。
ということで、とりあえず、
前みたいに、
道の駅の横から松があった場所の近くまで行ってみることを試みましたが・・・・
道が無くなってました
まあそりゃあそうですよね。
松が戻ってくる前に環境整備しておかないとね。
とはいえ、
やや諦めきれないので、
「何のために長靴はいてきたと思ってるん?」って感じで、
道なき道を途中まで行ってみたのですが、
日曜日なのにユンボが何台かガシガシ動いてたので、
お仕事の邪魔はできない、と断念・・・。
時間が余ってしまいました・・・。
気仙大橋まで行って遠くから松のない光景を眺めようかと思ったんですが、
この時点で、
さすがのわたくしも、強風と寒さにやられまして電池切れ寸前・・・。
ちゃんとした歩道のない仮設の気仙大橋の上で
強風と国道をびゅんびゅんとばす車に煽られながら
松のいない風景をひとりで眺める元気はございませんでした(笑)
ということで予定変更し、
松のいない光景は帰りの気仙沼行きのバスの中から見ることにして、
とにかく最寄りの暖かい場所に移動することにしました。
最寄といっても、
国道340号線を山方向にずーっと歩いて行かなければならないのですが・・。
この辺りもひどく冠水しています。
もう鳥が羽を休める場所になっちゃってます。
また振り返り、キャピタルホテルと道の駅を臨む・・・。
県立高田病院も解体されてしまいました・・・。
国道340号線からマイヤ方向を臨む・・・・。
なんか、次来たときにはほんっとに何にもなくなるんだろうなと思うと、
何回も立ち止まって辺りを見回しちゃいます・・・。
ということで、やっとたどり着いた、最寄りのあたたかい場所。
陸前高田物産センター。
プレハブの土産物屋さんです。
お土産数点購入いたしました。
そして近くの仮設商店街、栃ヶ沢ベースにてうろうろ。
ホントはお蕎麦屋さんであったかいの食べたかったけど、
お昼の営業終わってた・・・
まあそれでもしばらく風のない温かいところにいてすこーし元気になりました
バスの時間も近づいてきたので、
バス乗り場がある市役所の仮庁舎に行こうと、
さらに山方向に歩いて氷上橋に上る階段をてけてけと・・・。
すると、
ああ、ここも宅地になるのかしらね。
そして市役所仮庁舎。
日曜日なのに中に明かりがついてて何人かお仕事してらっしゃいました。
お疲れ様です・・・・・。
たくさんの告知や入札情報が誰でもいつでも見られるようになっています。
他の市役所をまじまじと見たことが無いのでわかりませんが、
どこの自治体もこんな感じですか?
さてバスが来ました。
短い滞在でしたがもはや陸前高田にお別れです。
いつも高田とお別れするときには松を見ながら「また来るねー」というのですが、
今回は・・・・。
あ、
無いね。
マジで無い。
ああ・・・。
あー。
気仙中学校方面からも・・・。
すごい。
あの松が無いだけで
ぽかーん・・・・と穴があいたかなんか、そんな感じ。
やっぱりあの松はあそこにないとダメな気がしました。
今回見た陸前高田は、
まだ市役所やマイヤは残ってましたが、
体育館や高田高校、病院などたくさんの大きな建物が解体されて、
さらに松もいなくて、
なんかちょっと悲しくなってしまい、
他にバスの乗客いないしもう暗かったので
気兼ねなく泣いてしましました・・・・
でもこれを通過しないと新しい街づくりができませんからね。
また来て、どう変わっていくのか見ていきたいなと思います。
ということで、
気仙沼駅
この駅も外装工事終わったばかり。
リアス式海岸の岩をイメージしたつくりになっているそうです。
ここからJR大船渡線に乗って一ノ関へ、そして新幹線で盛岡着。
もうこの日1日で体中が冷えきってしまい、
バス乗っても電車乗っても全然温まらなかったので、
盛岡駅にて温かい晩ごはん。
珍しく温かい蕎麦いただきました。
あーやっとあったまりました。
これにて冬の岩手沿岸バスの旅終了です。
強行スケジュールでしたが、
バス&徒歩のわりにはたくさん回れたかなーと思います。
もちろん車だったらもっとたくさん回れたと思いますが、
バスや徒歩ならではの発見もありました。
たくさんの経験をありがとうございました、大槌、釜石、大船渡、陸前高田。
また会える日まで。
おわり。