Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

ジャズのお勉強 ヨーロッパの音楽とジャズ

2015-03-30 23:41:47 | Music
時代の古いほうからジャズをひも解いておりますが、
妙に20~30年代、とくにラグタイムが好きだということに気づきました。
すごく元気が出てきます。

それはあの“ズンチャッ ズンチャッ”という左手のリズムが
ランニングの時のペースに合って走りやすいからなのかなと思っていたのですが、
その時代のジャズはクラシック音楽の影響が強いというのも
自分にしっくりくる理由の一つかもしれません。

わたくしこれまでよく聴く音楽はクラシックだったので・・・。

いつだったか、テレビからエリック・サティの“ピカデリー”という曲が聞こえてきて、
「あれ?これラグタイムじゃん?」
と気が付きました。

なんか耳に馴染みがあったからラグタイムが心地よく感じたのかもしれませんね

調べてみると、
やっぱりサティはピカデリーのほか数曲でラグタイムをとりいれてます。
さすが異端児
サティの影響を受けているドビュッシーもラグタイムの曲ありますね


もうひとつ、
わたくし的なクラシックとジャズのつながりがあります。

わたしが持っているCDはほどんどがクラシックなのですが、
とくにヨーヨー・マ好きで、
彼のCDをとにかく買いあさっていたことがあり、その中のひとつにこれがあります。

若いころのヨーヨー・マと
フランスのジャズ・バイオリニストのステファン・グラッペリ(当時80歳くらい)が
コール・ポーターの音楽でコラボしたもの。

このとき初めてステファン・グラッペリという人を知り、
ついでにこんなCD買いました。

Jazz in Parisというシリーズ。
ステファン・グラッペリのバージョン。
1950年代の音です。

さらに調べてみると、グラッペリは、
ジャズ史を振り返っても数少ないジャズバイオリンの先駆者であり、
ジャンゴ・ラインハルトというジャズ・ギタリストと一緒に
フランスの30年代頃のジャズを牽引してたってことがわかって、
こんなのも買ってみたのでした

同じJazz in Parisシリーズ、
ジャンゴとステファンのバンドの30年代の音。
ラインハルトはは18歳のときのやけどで左の指の2本(薬指と小指)が使えなかったのに
独自の奏法を編み出して活躍した人なんですって。
残念ながら若くして脳卒中で亡くなりました。

今回ジャズを系統的に勉強するずっと前から持っていたのがこの3つのCDで、
もちろんあちこちで耳にするモダンジャズのナンバーもなんとなく知ってはいましたが、
何度も繰り返しCDで聞いていたのは、
本場アメリカのジャズではなく、
クラシックきっかけで聴き始めた、ヨーロッパの古いジャズだったのです

最近、新たにジャンゴ&ステファンのCDを購入いたしました。

ジャンゴロジー、1949年の録音です。

私が大好きなチャイコフスキーの交響曲6番“悲愴”のテーマのジャズアレンジが入ってて、
すてきなアルバムです

って、やっぱりクラシックが好きなのかしらね、わたし



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