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Chateau du Tertre 1997
マルゴー地区のアルザック村にある5級シャトーです。
テルトルはマルゴーで最も標高の高い台地にあり、
カロン=セギュールの所有者だった
故フィリップ・カベルン・ガスクトンが1961年に手に入れました。
その当時、このシャトーは実に哀れな状態で、
ガスクトンと彼の投資者たちはこれを建て直し、
ブドウを植え替えるための大規模な計画に着手しました。
1998年、このシャトーはガスクトン夫人によって
エリック・アルバダ・イエルヘルスマに売却されました。
彼は、近くにあるジスクールも同様に買収しています。
以来このシャトーは劇的な変化を遂げました。
ここ4~5年の連続したヴィンテージに生産されたワインが
それを証明しています。
<シャトー情報>
平均年間生産量:20~25万本
畑面積:52ha、
平均樹齢:30年、
植樹密度:7500本/ha、
平均収量:45hl/ha
育て方:発酵は5~7日間、マセレーションは15~18日間。
熟成は毎年60%が更新されるオーク樽で18ヶ月。
卵白で清澄するが、濾過はしない。
生産品種:カベルネ・ソーヴィニョン40%、メルロー35%、
カベルネ・フラン20%、プティ・ヴェルド5%
所有者:エリック・アルバダ・イェルヘルスマ
<テイスティング>
色 エッジは少しオレンジが入っているガーネット
中央はガーネット
粘性高い 透明度中~低め
香 香り強い
青野菜 腐葉土 リコリス カシス ヴァニラ
鉛筆の芯 ゴム おがくず
alc.13%くらいか
味 アタックはシャープ スパイス
カシス ブラックチェリー
タンニン中 軽く張り付きすぐ消える
酸味中等度
青いバナナ
余韻長め スパイス
セパージュ予測:カベソー45%、メルロー35% フラン20%
コレは一言でいうなら
田舎のばあちゃんちの納屋みたいな香り。
こういう香りがするときは
フランがたくさん入っているんだろうなと
セパージュ予測をしたわけですが・・・・
正解は、
カベソー31%、メルロー33%、フラン30% プティ・ヴェルド5%・・・
そんな比率あり~!?
3つともほぼ同率なんて。
ま、フランが多いってのは当たってましたね。
alc.も高く感じたんですがフツウに12.5%でした。
香りがかなり強いのはさすがマルゴーと思ったのですが、
香りも味も
とにかく青くささが前面に出ていて
お世辞にもまた飲みたいとはいえない・・・。
お店で買ったときには
「1997年から新しい所有者となり変革した」と書いてあったので
このヴィンテージを選んだんですが、
あとでネットで調べると1998年から変革って書いてある・・・
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ってことは、
この1997年のワインはおいしくない作り手の頃のもの!?
う~ん・・・
じゃあもうちょっと若いの飲んでみないと
このシャトーのことが分からないのかもね・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase1.gif)
ってことで2004年のハーフボトルを買ってみました。
テイスティングは後日・・・
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