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Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

新緑の宮城県北沿岸へ ④ 石巻 ~ 女川

2012-05-15 21:40:20 | Travel
東松島市を抜けて石巻へ。



銀だこでやってる復興飲食街「ほっと横丁」を通り過ぎ、


石巻の街の様子を一望できる日和山へ。



北上川の旧河口と石巻の街並み。

2月以来です。
たぶんあんまり変わってないのでしょうけど、
木々の緑があるのでなんか街が明るくなった印象・・・。


鹿島御児神社(日和山神社)のお神輿奉納の日だったみたいです。

ここでお昼ごはん。公園の茶屋で石巻焼きそば買って車の中で食べました。

焼きそばができるまでの間にっておでんもサービスしてもらいました。

今回はもうちょっと遠くに大事な目的地があるので、
石巻はこれでおしまいです。


まだ閉館中の石ノ森漫画館を通り過ぎ、


吉川晃司がボランティアしていた牧山トンネルを通り抜け、
石巻の渡波(わたのは)地区へ。

ここでの目的地は2つ。

まずは洞源院。




立派な仁王尊が立つ、曹洞宗のお寺です。

文芸春秋の増刊号「つなみ」やその他の本でこのお寺を知りました。
高台にあるこのお寺は避難所指定にはなっていませんでしたが、
津波の後多くの人が集まり避難所となりました。
お寺の住職は被災者だからと特別扱いはせず、
お寺にいるからにはお寺の慣わしに従うようにと、
みんな一緒に朝の読経からすべて生活が統率され、
他の避難所ではいろんな人間関係で嫌な思いをした人も多い中、
わりと居心地がいい避難所だったようです。


本堂。


お寺から眺める石巻市街地。
非難していた方たちは津波で流されてしまったり火事で燃える街並みを
どんな思いで見ていたことでしょう・・・。

そしてもう一つ訪れたかったのは、
洞源院のすぐ近くにある「サン・ファン・バウティスタ・パーク」

1613年(慶長18年)、仙台藩主伊達政宗公の命を受け、
欧州へ渡った支倉常長ら慶長遣欧使節が太平洋を往復した木造洋式帆船、
「サン・ファン・バウティスタ」の復元船が係留してあるミュージアム&パークです。
現在は震災の影響で中には入れませんが、
来年の慶長遣欧使節出帆400年に向けて再開準備中だそうです。
道路から船の一部が見えるとのことだったのでひと目みたいと思ったのでした。
また再開したらゆっくり来たいです。


さて石巻をいったんあとにして、ホントは牡鹿半島にも行きたかったのですが、
時間の関係でまた今度ゆっくり・・・ということで、
女川に向かいました。


万石浦。
牡蠣や海苔の養殖、潮干狩りが盛んな海跡湖。
仙台藩二代目藩主伊達忠宗が
「ここを干拓すれば一万石の米が取れる」と言ったことから万石浦と呼ばれるそうで。

その万石浦のほとり、
石巻から女川に入ってすぐのところに、
マリンパル女川があります。


本当はもっと女川の中心部、漁港のところにあって、
「おさかな市場」のほかに水族館みたいな施設や
女川の歴史や女川出身の中村雅俊の展示コーナーもある、
大きな観光施設だったようですが、
津波で大きな被害を受けました。

参考画像:震災後のマリンパル女川



2011年10月に今のところで「おさかな市場」のみ営業再開となったそうです。

この日はちょうど、「サーモン(伊達の銀)まつり」開催中で、
銀鮭の荒汁が無料サービス!

美味しかったでーす!
無料だけど募金箱にお金入れてきました。

女川は銀鮭の養殖日本一なんだそうで、
「伊達の銀」というブランドにして売り出しているのだそうです。

おさかな市場の中もちょっと見てみようか・・・。


殻つきムラサキウニ買って食べてみた。

まあ北海道にいれば多少密漁(ナイショ)してこういうの食べたりもするんで、
珍しくもないんですが、
東北で食べるウニもまたオツなもので。


さて、
女川の中心部に向かいます。





まだ海が全然見えないのに結構やられてますよね・・・・。


高台には立派な建物が残ってます。
原子力発電所の交付金で潤っていた女川町には
見た目立派な「ハコモノ」がたくさんあったようです。


あ!有名?な横倒しになった交番だ!








警察の紋章がちょっとだけ残っててなんか物悲しい。

しっかし、これ、基礎からすっぽ抜けて横転してるんだから欠陥工事ですよね・・・。
女川ではこのほかにも横転した建物があります。
バブリーな感じで作られた「ハコモノ」の中には
手抜き工事のものもあったのかもしれませんね。


女川港。

あの辺に立派なマリンパルがあったと思われます。
先月解体されたようです。

このずーっと向こうに女川の原発があります。
リアス式海岸なんで見えませんが・・・。

女川の瓦礫仮置き場。


さて、女川をあとにして、海岸線を北上し、
旧雄勝町、河北町、北上町方面へ・・・・。



つづく。


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