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BOOK4まだ~!?
って感じです。
それはこのBOOK3がすっごい面白かったからと言うよりは
なんだか不完全燃焼だからですね。
最初のほうはBOOK2の内容思い出しながら
結構ガシガシ読んでいたんですけど、
なんだか中盤がね・・・ただダラダラ長く感じてしまった。
なんというか、
天吾のパートは天吾目線で、青豆の部分は彼女目線で、
牛河のパートは彼目線で・・・・って言う感じでいいと思うんだけど、
途中で、
「さてここで読者の皆さんはこう思うに違いない」みたいな
客観目線の書き方が入るので、
急になんか劇場型っぽくなって、
それでひゅ~っとひいちゃった部分がある。
別にわざわざ「このころ天吾はもう公園に行ってしまっているのだ」的な
解釈入れなくても、
話の流しかたで読者が十分それを推測できるようにできると思うんだけど、
わざわざ説明的な書き方をしている意図がつかめない・・・・
あと、なんだかもう
織姫と彦星(青豆と天吾)が再会することがメインになっちゃってて、
もっと、
月が2つある世界のもう少し詳しいこととか、
マザとドウダの話とか、
教団内部のこととか、
天吾の年上のガールフレンドがどうなったかとか、
そういったことがなぞのままなのが消化不良の原因で、
きっとそれは次回のお楽しみなんだろうから、
だからBOOK4まだ~!?って感じです。
まあそれでもだいたい、
どこがどう繋がって・・・みたいなのは想像できます。
村上春樹ってそういう書き方多い気がします。
あんまりどんでん返しで「そう来たか~」って言うのは少なくて、
先に分かりやすいヒント出しておいて、
分かりやすい答えなのにそこまでむちゃくちゃ長い話で繋ぐみたいな。
すこしジョージ・オーウェルの「1984年」を
髣髴とさせる場面もありましたね。
編集者の小松が教団に拉致されて精神的にコントロールされるところとか。
う~ん・・・
でもこの調子で行ったら、BOOK4では終わらないんじゃないだろうか。
BOOK5ぐらいになったりして・・・
でもそれじゃあ4-6月、7-9月、10-12月が中途半端になっちゃうか。
BOOK4は1月だけ、BOOK5は2月だけみたいだったりして
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ま、とにかく次はもう一回BOOK2読みます
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