Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

読書 1Q84  BOOK 3    村上春樹 著

2010-05-06 20:43:06 | Book


BOOK4まだ~!?
って感じです。

それはこのBOOK3がすっごい面白かったからと言うよりは
なんだか不完全燃焼だからですね。

最初のほうはBOOK2の内容思い出しながら
結構ガシガシ読んでいたんですけど、
なんだか中盤がね・・・ただダラダラ長く感じてしまった。
なんというか、
天吾のパートは天吾目線で、青豆の部分は彼女目線で、
牛河のパートは彼目線で・・・・って言う感じでいいと思うんだけど、
途中で、
「さてここで読者の皆さんはこう思うに違いない」みたいな
客観目線の書き方が入るので、
急になんか劇場型っぽくなって、
それでひゅ~っとひいちゃった部分がある。
別にわざわざ「このころ天吾はもう公園に行ってしまっているのだ」的な
解釈入れなくても、
話の流しかたで読者が十分それを推測できるようにできると思うんだけど、
わざわざ説明的な書き方をしている意図がつかめない・・・・

あと、なんだかもう
織姫と彦星(青豆と天吾)が再会することがメインになっちゃってて、
もっと、
月が2つある世界のもう少し詳しいこととか、
マザとドウダの話とか、
教団内部のこととか、
天吾の年上のガールフレンドがどうなったかとか、
そういったことがなぞのままなのが消化不良の原因で、
きっとそれは次回のお楽しみなんだろうから、
だからBOOK4まだ~!?って感じです。

まあそれでもだいたい、
どこがどう繋がって・・・みたいなのは想像できます。
村上春樹ってそういう書き方多い気がします。
あんまりどんでん返しで「そう来たか~」って言うのは少なくて、
先に分かりやすいヒント出しておいて、
分かりやすい答えなのにそこまでむちゃくちゃ長い話で繋ぐみたいな。

すこしジョージ・オーウェルの「1984年」を
髣髴とさせる場面もありましたね。
編集者の小松が教団に拉致されて精神的にコントロールされるところとか。

う~ん・・・
でもこの調子で行ったら、BOOK4では終わらないんじゃないだろうか。
BOOK5ぐらいになったりして・・・
でもそれじゃあ4-6月、7-9月、10-12月が中途半端になっちゃうか。
BOOK4は1月だけ、BOOK5は2月だけみたいだったりして

ま、とにかく次はもう一回BOOK2読みます


ワイン仲間のお誕生会 

2010-05-06 19:49:02 | Wine
5月4日のこと。

いつもワイン会でご一緒させていただいている仲間の一人の誕生日。
みんなでワイン持ち寄りで大宴会です。

とはいっても、しっかりしたお食事が出るお店ではなかったので
いつものイタリアンバールで腹ごしらえ。

前にも食べたことあるアスパラとラルド・・・

この日はとあるワインとのマリアージュを試してみました。
ロエロ・アルネイス。

アスパラと合うと教えていただいたのでぜひあわせてみたくて。
うん、うまい!合う!

パスタは豚肉と春野菜のトマトソース。

うまい!
これとあわせて飲みましたのは
神の雫にも出てきたベッレンダのカベルネ・ソーヴィニヨン。

果実味たっぷりでおいしい。

あ~もうお腹も満たされたし
ワインも2杯も飲んじゃったからこのまま帰ってもいいや~
って気分だったけど、
まあ行かないとね


着いたらレギュラーメンバーの皆さんがずらり!

まず開けたのはなんとビール!
しかも国後島産、黒パン酵母で作ったビールだそうです。

甘くて香ばしくておいしかった。

そして怒涛のワインラッシュ!
最初はシャンパーニュ!ってことで、
ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエで乾杯(写真なし)。

次は白なんですが2本目にするにはもったいないぐらいの・・・・

ピュイイ・フュイッセ 1998 / ルイ・ジャド
これはかなりうまかった。バランスがよくて。

次も、え~これ飲んでいいんですか~!?の、

バタール・モンラッシュ / ベルナール・モレ 2005
果実味と芳醇さ、その中にもきりっとミネラル・・・
うま~。

そして、これも飲んじゃうんですか~?の、

パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー2006
マルゴーのセカンドワイン。
若くてもさらっと軽くて飲みやすい!

さらに!うぎゃ~!!人生二回目の・・・・

シャトー・ラトゥール1999
残念ながらそんなに開かなかったなあ。
それでもさすがの余韻の長さ!

ここらでちょっと一休み、箸やすめ的な・・・

ヒッチング・ポイント ハイライナー 2006
これ、私が持って行ったワイン。
映画Side Wayに出てきた、果実味たっぷりのカリピノ。


ラ・サンカント・サンカント(LA 50/50)
アンヌ・グロがコラボした南仏ワイン。
カリニャン、サンソー、グルナッシュとまさに南仏のテーブルワイン。
でもさすがに上品なつくりです。


イタリア、ヴァッレ・ダオスタ州の土着品種フミン100%!
軽いのみ口!おいしいイタリアおつまみとガブガブ飲みたい!

ここで一休みタイム終了。
突如ブラインド大会に。

コート・ド・ボーヌのどこかかと思ったら
ナパ・ヴァレーでした。
正直もうこの辺りからヘベレケになってきました
なのに、なのに・・・・
怒涛の古酒祭りの始まりです。


ルモワスネ ヴォーヌ・ロマネ レ・スショ 1989
これ、つい最近も同じの飲んでますが
今回のボトルはなんだか弱かったなあ。


ドメーヌ・ド・ラ・プレット
ニュイ・サンジョルジュ 1erCru レ・サンジョルジュ 1962
なんと私よりも年上の人・・・いやワイン。
もう味は忘れた・・・


シャトー・ブスコー1959
もう訳わかんないくらい年上のワイン
50歳!?
あ~酔っ払ってないときに飲みたかった

ここで古酒祭り終了し、
デザート代わりの・・・

ドクター・ルーセン
グラーハー・ヒンメルライヒ 
リースリング シューペートレーゼ 2007

そして何でか知らんけどまた出てきたブルゴーニュ・・・

ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ1996
コンフレリー・デ・ヴィニュロン・デ・プレソワール/
ドメーヌ・デ・ヴァロワーユ
何箇所かの1級畑のブレンド。
パスカルというネゴシアンのワインだそうです。
もう味は全く覚えていない

も~!何本飲んだの?
はじめのシャンパン合わせて14本!
11人で14本!
でもその前にエノテカ試飲会でも飲んでるし、
イタリアンバールでも2杯飲んだし

しか~し!
こんなに飲んでも奇跡的に地下鉄最終で帰りました
めでたしめでたし