Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

そうか、なるほど・・・と思ったこと。

2009-09-09 21:21:14 | Life
持ち寄りのワイン会で
ブショネ(コルクによるワイン劣化)があったとき、
「あ!これって、もしや、ブショネじゃないですか?」
と思わず言ってしまったわたくし

他の皆さんも、
「私もそうかなとは思ったけど・・・」
と同意してくださったんですが、
その中のお一人が、
「ブショネだと思っても、
 なかなか声を上げてはっきり言うのって勇気がいるよね」と。

あれ・・・?
別に私、勇気ふりしぼったつもりなかったんですが・・・
もしやこれって言うべきではなかったのかな?

ワインを知ってる仲間内だから
思ったままを口にしてしまったけど、
こういうのってあんまりはっきり言っちゃいけないのかな・・・。
確かにそのワインを持ってきた人にとっては
そういわれたら責められてるような気になるのかもしれない・・・。
私はそういうのって
はっきり言ってもらったほうがうれしいタイプなので
自分でも無意識に言ってしまうのですね、きっと

以前、とある人に
「このワインおいしかったですよ」と教えてあげたんです。
その方は某ワインショップでそのワインを買ってみたそうですが、
それが残念ながらブショネだったそうなのです。
それをややしばらく経ってから、
「これって言ってもいいのかどうか分からないけど、
 あなたに勧めてもらったあのワイン、
 ブショネだったんですよね・・・」と教えてもらいました。
そりゃあ残念でしたね・・・・
でもそのボトルがたまたまブショネだっただけで、
ブショネじゃない健全なボトルが当たっていたら
それはおいしかったかもしれないし、
その人がブショネに当たってしまったのは
まったく私のせいではないし・・・・。
なのに「言おうかどうか迷ったけど・・・」という感覚が
私にはさっぱり分からなかったんです

私はそういうことに関して
ちょっと皆さんと違う感覚の持ち主なのかなあ

他にもワインがらみで「あらら」と思う出来事が・・・

とあるワインバーで、
今年ソムリエ受験生というお客さんが隣にいて、
その方なんと、
ソムリエナイフでワインを開けられないようだったんです
でもソムリエ試験って飲食経験5年以上の人が受けるものだし、
5年以上飲食業やってて
ワインをソムリエナイフで開けようと思わなかった人が
何でソムリエになりたかったのか分からないし、
百歩譲って考えても
試験を受けようと思った時点で、
ワインの抜栓の実技試験があることは分かってたんだから
何ヶ月もまえから練習する機会はあったと思うのに
なんで実技試験の2週間前になって
それができないのか、正直分からない

でも実際そういう人って多くて、
去年私がエキスパート受けたときも、
私よりも抜栓実技へたくそな人いっぱいいましたから。

で、まあ、これからがんばって練習してくださいと言う意味で、
その受験生さんに
「去年私、ソムリエ受験じゃなくても自主練習しましたけど
 私よりできないソムリエ受験生いっぱいいましたね・・・」
と言ったんです。
そしたら隣で飲んでた私の知り合いさんに
「それは失礼だよ」
といわれちゃいました。
「あ、別にこちらの方をどうのうこうの言ってるわけじゃ
 なかったんですけど、
 そう聞こえたなら失礼いたしました」
って感じでそこはおさまったんですけど・・・・

私に言わせれば、
それもできないのにソムリエを名乗ろうとしていること自体
お客様に失礼だと思うんですが・・・

でもほんとに悪いのは誰でも合格させちゃうような
試験の主催者と思います。

そんなこんなで
私って失礼なヤツなんだな~と
気づいてしまった出来事たちでした。
私がよくドクターとか偉い人に嫌われるのは
こういうことが原因なのかも知れませんね

口は災いものと。
調子に乗ってべらべらしゃべらないように気をつけます