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Ma Vie Quotidienne

一歳に二度も来ぬ春なればいとなく今日は花をこそ見れ

松島ハーフマラソンと宮城沿岸北部の旅 ⑤ BRT気仙沼線で南三陸町へ

2014-10-12 20:36:00 | Travel
毎年恒例、
松島ハーフマラソンのあとは北上して南三陸町に泊まるパターンです

松島駅から内陸を走る東北本線、石巻線、気仙沼線と継いで
登米市の柳津駅まで。

気仙沼線の柳津駅から気仙沼の間はBRT運行となっています。

BRTに乗り換えて、海岸に向かって走ります。
南三陸町に入り、戸倉折立地区が見えてきました。




戸倉でも高台の宅地造成、小学校の建設など進んでいるようですが、
この辺りは折立川を上った津波で被害が大きくなったので、
その川に新しい堤防を作るということです。


BRT陸前戸倉駅。


このすぐ近くに仮設のセブンイレブンと
地元のお母さんが始めた「ほったて小屋」という食堂があったのですが、
区画整備と堤防建設に伴い先月9月いっぱいで閉店、
店舗だったプレハブもなくなっていました・・・。
ほったて小屋、おいしいって評判だったので行ってみたかったなー


さて、海沿いのBRT専用道を志津川方面へ。




元々JR気仙沼線の線路が通っていたBRT専用道、
トンネルが多くてあんまり海岸の様子が見れないんです

専用道を降りて志津川市街へ。



元は病院とかサンポート(スーパーマーケット)があったエリア。
ポツンと残っている白い建物は、
ホテル観洋グループが所有している結婚式場「高野会館」。
遺構として残すという話です・・・。



またまたポツンと赤く見えてきましたのは防災対策庁舎の鉄骨。
すごく小さく見える・・・
防災庁舎ってこんなに小さかったっけ?
はじめて見たときはこんなに大きな建物が・・・って思ったんだけどな・・・。



かさ上げ工事が始まって町の真ん中は通行止めです・・・。


BRT志津川駅に到着。

もともと南三陸町合同庁舎や消防署があったところに
仮設商店街とBRT駅があります。

駅の入り口には、
震災で殉職した消防士さん達の慰霊塔があります。

お線香をあげました。


宿に向かう前にお買い物。
さんさん商店街の近く、仮設ファミマの横にあって、
いつも気になっているけどいつも閉まっていて入ったことがなかったお店、
佐長商店が開いていたので、初訪店



小さな店内にお酒や食品がずらり!
奥さんと話をしたら、
なんと震災後しばらくは北海道に住んでいたんですって。
息子さんは水中カメラマンで、
函館に拠点を移してダイビングショッップをしていらっしゃるとか。
この辺ではまだ観光ダイビングはできませんから・・・と。

たくさんお話していろいろ試飲させていただき、
お酒も一本購入しました
ありがとうございまーす。


さて・・・・

秋の日はつるべ落とし・・・。
いつの間にやらとっぷり暮れてしまいました

志津川市街地には宿はないので郊外までタクシー移動です。
「BRT駅まで1台お願いしたいんですけど・・・」
ってタクシー屋さんに電話したら、
「はいはーい」って名前も聞かずに切られちゃいましたが、
5分ぐらいですぐ来てくれました


町の真ん中が通行止めなので、ぐるーっと迂回して、袖浜の定宿へ

「あらーお久しぶりですー」と迎えてくださいました、民宿なかさん。


いつものように豪華でおいしいごはんをいただきました




今回は名古屋からいらしたボランティアの方おひとりと、
福島県相馬からご旅行のご夫婦といっしょでした。

相馬からのご夫婦は、ご自分たちも被災されているんですが、
わたくし同様に、震災後、東北各地を旅行しているとのことで、
お酒飲みながらたくさんお話しさせていただきました


翌日は日の出前に起きて、これまた恒例の朝のお散歩する予定なので、
ちょっと早めに


つづく。



松島ハーフマラソンと宮城沿岸北部の旅 ② 女川

2014-10-11 16:31:00 | Travel
石巻から路線バスにて女川へ。

渡波あたりからJRと国道はほぼ並走しているし、
JRのほうが半額以下で女川行けるんで、
いつもJRなんですが、
今回は1時間ほどの乗り換え時間があったのでバスにしてみました



万石浦



護岸工事がさらに進んでしました。


女川の旧市街地でバスを降りて、
復興まちづくり情報交流館へ。

今年の3月に、
町の復興やまちづくりに関する情報発信と
町民や来町者の交流・懇談を行うための拠点として
女川町とUR都市機構が創設しました。


女川の震災前後の様子や復興の歩みなど模型やパネルで展示してあります。




こんな風に分かりやすく展示してあってすごいなって思う反面、
町民の方に話をうかがうと、
こういう表向きのこととは別の、
たとえばあそこにあった神社はこのかさ上げ工事でどこに行っちゃったんだ?とか
そういった地元じゃなきゃわからない小さなことがどうなっているのか
サッパリわからないそうで、
んー・・・
やっぱりきれいごとだけじゃすまされないことがたくさんあるんだろうなあと
心が痛みます


情報交流館の近く、
中学校とか仮庁舎がある高台に上って、市街地を見下ろす・・・。



かさ上げでけっこう高くなってるので
見下ろすって言ってもあんまり落差無くなっちゃってます

5月に来たときは、まだ土が山のように盛られているって感じだったのですが、
もう平らに整地されて、うっすら区画もできていて、
ここに建物が立って街になっていくんだなってイメージできるようになっていますね・・・。


そして実際もう建物が建設されています。

女川駅になる建物です。
日帰り入浴施設も併設されるとのこと。
おしゃれな外観ですね

JR女川線は、
一つ手前の浦宿駅まではすでに開通しているのですが、
ここ、終点の女川駅までも、なんと来年2015年春には全面開通の予定です。

ということは、
いまは通行止めのこの駅周辺も人が行き来できるようになるってことで、
ここにとりあえず一つの街が出来上がっちゃうってことです・・・。
あと半年で

震災から4年と考えれば遅いとも言えますが、
他の被災地の復興状況をみると異例の早さ。
やはり原発がある町だからなのかな・・・と思ってしまいます


それにしても、これ、ひっくり返った女川交番はどうするんでしょうね・・・



国道に下りて街の様子を見てまわりましょう。

市街地を囲む道路は低いままなので
ちょっと見上げる感じになっちゃいます

実際どれくらいかさ上げされてるかというと・・・



こうしてみるとすごいことになってるってわかりますね

そして女川交番・・・。



震災遺構として残すことになっているようですが、
前回来たときよりもさらに劣化が進んでいる気がします・・・・。
ちゃんと残せるのかな、大丈夫かな。


海のほうを見てみると・・・・

港をぐるりと巡っていた桟橋が撤去されています。
駅周辺の整備にめどが付いたら
今度はウォーターフロントがどんどん整備されていくのかな。


今度はさっきとは反対側の高台から街を見下ろしてみます。

駅周辺。


真ん中に女川交番あるんですが、
周囲が高く盛られているんで埋もれてわかりにくい
震災遺構を残すことのもう一つ問題点はかさ上げとの兼ね合いですよね・・・。


女川湾。



こっちのひっくり返った建物は解体予定です。

ウォーターフロントはどんなふうになっていくんでしょうね・・・。


さて、
この高台には地域医療センターがあります。


その敷地内にあるおちゃっこクラブにて・・・。



前回同様、ほや塩ソフトをいただきました


さて、そろそろ移動しましょう。

バスの本数は少ないので、
隣の浦宿駅まで2キロくらい、いつものように歩きます
途中に仮設商店街とかもあるのでね




ちょうどお昼どきだったので、
こちらに寄らせていただきました。

カフェ&バー オウルさん。
昨年11月に自宅の跡地にオープンされたそうです。



ロコモコをいただきました。

地元の方がしょっちゅう出入りする、
アットホームな感じのお店でした。
いつか夜のバータイムにおじゃましたいなー

オウルさんでのんびりさせていただいたんで、
電車を一本遅らせるかどうか悩ましい時間になりましたが、
得意の小走りで時間短縮
丘の上にある、きぼうの鐘商店街にもちょっと寄ってみました。


お買い物する時間はなかったー
また来ますー

さて浦宿駅に急ぎます


来年の開通に向けて、
3年半放置されて草ボーボーだった浦宿―女川の線路もなにやら工事中。





何度となく歩いた女川ー浦宿のこの道、
以前はヘトヘトになって歩いてたんですが、
慣れて距離感つかめたのか、
思ったより早めに着きました



浦宿駅から万石浦を望む。


次にここに来るときは、
この線路はもう女川市街地までつながっていると思われます。


楽しみですね


つづく。





松島ハーフマラソンと宮城沿岸北部の旅 ① 仙石線

2014-10-11 15:28:02 | Travel
体育の日の3連休、
宮城県の沿岸に行ってきました。

恒例の松島ハーフマラソン出走と、
その前後に石巻や南三陸をめぐる旅。

特に南三陸は年に一度しか行くことができていないので
とても楽しみです。

いつものように夜行列車で移動し、土曜の早朝に青森着。
それから東北新幹線、在来線の陸羽東線と東北本線と内陸を南下し、
やっと海の近くの松島駅着へ。

この日は石巻に泊まることになってたので、
仙石線に乗るためにお隣の松島海岸駅までひと駅分歩くことにしました。



お天気がよくてキラキラの海にポコポコ浮かぶかわいい島々






こういうきれいな日の遊覧船は楽しいでしょうね。


松島海岸駅到着。




とはいっても、
仙石線は現在復旧工事中なので、
いつものように代行バスにて移動します。



仙石線は来年の6月までには全線復旧の予定だそうです。

わたくし来年5月にはまたこの沿線に来る予定なのですが、
もし工事が早く終わったとしたら、
震災以降何度となくお世話になったこの代行バスシステムを利用するのは
今回が最後になるかもしれません・・・。

工事の進行状況を見ると同時に、
このシステムから見える景色を目に焼き付けておこうという気持ちで
窓の外を眺めていました。

やや内陸の高城町駅、手樽駅を通過し、
またあたりが開けて海の気配を感じるところには陸前富山駅。

そして松島湾の島々。



陸前大塚駅。

新しいプラットホームができていますね

ひとつ前の陸前富山駅とこの陸前大塚駅は海の際に立つにもかかわらず、
松島湾の島々が波を緩衝したので線路や駅施設は流出を免れました。

そういったことからか、この2駅はこれまでと同じ場所にとどまることになってます。
防潮堤は高くなってますけどね

以前は防潮堤はもっと低くて海が見えたのですが・・・。


ここから東に行くと、
この辺りで一番津波の被害がひどかった東名駅と野蒜駅。
この2駅は山側に移設されるので、線路は徐々に山側に進んでいきます。

線路は道路を超えるので、徐々に高くなっていきます。





鉄橋はもうほとんどできていますね。


東名運河。

津波で壊れて3年以上ずーっと土嚢が積んであるだけだったんですけど、
護岸工事が進みましたね。

旧東名駅はホームなど残されていた部分が撤去されて更地になっていました・・・。

旧野蒜駅。

ここはまだホーム残されています。
今後どうなるんでしょうね、これ・・・。

駅舎のほうは保存利用することになっていて、
5月末にファミマがオープンしました。

2階も多目的スペースとして利用されているそうです。



運河の護岸工事も野蒜のほうまではまだ進んでません・・・。



野蒜駅から海岸のほうに行く道は閉鎖され、かさ上げ工事の真っ最中・・・。



山を切り崩してベルトコンベア運ばれた土がドバドバと落ちていました・・・。

新しい野蒜駅は1キロぐらい山側になると思うので、
この辺りを見てまわるのも大変になっちゃいますね



鳴瀬川の護岸工事も徐々に進んでいますね。

やや内陸の線路と平行して走る国道45号線を陸前小野駅、鹿妻駅と進み、
矢本駅に到着。

ここで代行バスから電車に乗り換え。



仙石線が全面開通したら矢本に降り立つことも少なくなるだろうな・・・。
駅横の小さな物産店が結構好きだったんですけど、
この日はまだオープンしてませんでした

この案内にもお世話になりました・・・。



石巻行きの電車に乗り換えて・・・



石巻着。

すぐに路線バスに乗り換えて女川に向かいます・・・。


つづく。

リベンジ富士登山! 4日目 河口湖と周辺神社めぐり

2014-09-15 23:31:04 | Travel
富士山を巡る旅、4日目は午後から帰路につくのですが、
午前中はせっかくだから河口湖を軽く見てまわろうかなと。

もうすっかり山時間で目が覚めてしまうわたくしは
日の出時間に合わせて朝のお散歩


太陽が当たって頂上付近がほんのり赤らむ富士山。


ホテルで朝ごはんと食べて、
さっそく周遊観光バスにて河口湖まで。


逆さ富士で有名なポイントなんですが、
富士山すっぽり雲隠れ

残念ですがしょうがないので、
2つ目の目的地、河口浅間神社へてくてくと歩きました。




富士山麓で最古の神社。

貞観6年(864年)に富士山の大噴火が起こり、
かつて富士山の北麓で東西にわたって広大な面積を有していた大湖、「せの海」が、
おびただしい量の溶岩流によって大部分埋まってしまいました。
その噴火をおさめるために建立された神社です。

この時の噴火で埋まってしまったところは現在青木ヶ原となっており、
富士五湖に名を連ねる西湖と精進湖は、「せの海」の一部が埋まらずに残ったものなのだそうです。

富士山信仰の拠点として歴史が古く、
周辺に、最盛期には140軒もの御師が活躍していたとのことです。


河口浅間神社には県指定の天然記念物、七本杉があります。









いずれも樹齢1,200年以上だそうです。




さて、あんまり時間がない中、周遊バスと徒歩でもう1か所行きました。


湖畔をやや駆け足で・・・・


たどり着きましたのは、

富士御室浅間神社。






本宮。
富士山の山内には多くの社が祀られていますがその中で最古の社でしたが
こちらに移されました。

699年に藤原義忠公が霊山富士二合目へ奉斉したのが始まり。
噴火のための数次にわたる炎上と自然条件厳しい場所のための不朽が激しく、
その度皇室及び甲斐武田家をはじめとした
有力な武将等により再興が重ねられてたそうです。
現在の建物は、
1612年(慶長17年)に徳川家の臣で
当時当地方の領主鳥居成次が造営しその後4回の大改修を経たものを、
永久保存のため昭和49年に現在地へ遷祀したものなのだそうです。



里宮。
958年(天徳2年)、まだ本宮が富士山2合目にあった頃、
村上天皇が崇敬者の礼拝儀祭の便を図るため現在の場所へ建立したのだそうです。



参道。



さっき入ったところは裏門で、こっちが表の入り口でした



河口湖、鵜の島。


ものすごい駆け足でしたが、
河口湖周辺にある世界遺産構成資産を見てまわりました。



周遊観光バスにて河口湖駅に戻りました。

お土産を買ったり、
最後のひとときを満喫・・・・。

締めはコレ

富士山ソフト!
下の青い部分は青いバラの風味だそうで、
とってもおいしかったです!

最後に富士山ちらっと顔出してくれないかなーと思ったんだけど、
隠れたまんまでした

まあいいか。

さて、帰りましょう。


ありがとう、富士山。
具合悪くなったけど、
それ以上に素晴らしい体験がてんこ盛りの4日間でした。

また登るかはわからないけど、
また来ます!


おわり。

リベンジ富士登山! 1日目その② 5合目泊 

2014-09-12 21:15:07 | Travel
富士山信仰について学んで、いよいよ登山モード


富士山駅のターミナルから、スバルライン5合目行きバスの最終便に乗りました。


バスの中、日本人私たちだけでした
さすが世界遺産のMt.FUJI、 ワールドワイドです


昨年もツアーバスで同じ道を通ったんですが、
ガイドさんがなにやら説明してくれたり、
渋滞でバスが遅れてイライラしたりして、
全然まわりをみてなかった気がします・・・

今回は地図を見ながら位置確認したりしてバスの移動もエンジョイしました。


18時ちょっと前、1時間ほどで5合目着。



今夜の宿は「富士山みはらし」さん。

1階がショップ、2階がレストラン、3階が宿泊施設になってます。


1階奥の事務所で宿泊手続きをして、
3階宿泊フロアへ。



シーズンオフなのでガラガラです。


それから隣にある小御嶽(こみたけ)神社へお参り。


小御嶽とは現在の富士山が形成される前の山で、
この5合目は小御嶽の頂上だったところで、
そこに鎮座するのがこの神社です。

そのあとの度重なる噴火で、
いまの高さの富士山となりました。

お参りが済んで振り返ると・・・・

あ!
見えた!富士山!

頂上は雲をかぶってますが、
今日はじめてその稜線を確認しました

明日はよい登山になりそう・・・

しっかし、山の中腹から見てもこの迫力・・・
大きな山です



さて、宿に戻って晩ごはん。

結構いいごはんだったのでうれしい驚き

ごはんおかわりして満足晩ごはんでした


そのあとはお部屋で荷物の詰め直し。

おやつに持って来たポテチの袋が・・・。

パンパンです。

5合目って言っても2,300mです。
北海道で一番高い山よりも高いんです、ここ

起きているときはわからなかったんですが、
さて寝ましょうと横になったらしばらく心臓バクバクで眠れなかった
ここでも酸素が薄いんだなーと実感

ツアーのときは1時間ぐらい高度順応してから登り始めていたんですが、
全然順応しきれないまま登ってたんだなーと

しばらくして自然に眠りにつき、朝にはすっきり目覚めたので、
順応したんだーと実感

さて、いよいよです、富士登山


つづく。



リベンジ富士登山! 1日目その① おし街さんぽ

2014-09-12 20:29:32 | Travel
9月2週目の敬老の日連休、
金曜日に有給休暇をとって4連休にしちゃいまして、
富士登山に行ってまいりました

北海道マラソン、トムラウシ登山、そしてこの富士登山と
3週連続でわたしにとっては大きなイベントの連続


富士山には昨年も妹といっしょにチャレンジしました。
登山ツアーに参加したのですが、
本8合目まで行って、台風による風雨の強まりによりピークアタックは中止

この時は私自身も5年ぶりの富士で、
登山歴が浅い妹も一緒ということで、
何かあった時のためにガイドについてもらった方が安心ということでツアーにしたんですが、
厳しい山であるがゆえに他人のペースで動くことのストレスが強くて・・・

ということで、
昨年の反省など踏まえて今年はツアーではなく個人登山で行くことにしました


今年の早い時期から富士山本8合目の山小屋を予約し、
ルートなどしょっちゅう相談し、
妹も昨年の反省を踏まえてトレーニングに精を出していました。

わたくしも富士山についてお勉強




その姿勢を神様がみていてくれたのか、
今年はお天気に恵まれました


金曜日は移動日。

まずは朝の便で東京へ

とても良いお天気で、東北の海岸線がきれいに見えました。

松島、石巻あたり。

羽田から新宿に移動し、妹と合流。
そこから特急かいじに乗って山梨県大月市へ。
そこからは富士急に乗り換えです。


富士急大月駅。


フジサン特急に乗ります



めんこい車体、気分が高まります


そしてお昼過ぎ、富士吉田市の富士山駅へ。


今年は登山だけではなく、世界文化遺産としての富士山信仰についても学ぼうってことで、
周辺を少し歩いてみることにしました。


ここで富士山信仰についてちょっとご紹介

富士山は、
古来より噴火の猛威を振るう火山として人々に畏敬の念をもって崇められ、
山頂には神仏が住む霊山として山岳信仰の対象とされてきました。
繰り返す噴火を鎮めるために浅間大神を祀ったのが浅間信仰の始まりとされています。

富士山信仰の当初の形態は、麓から山体を仰ぐ遥拝信仰でした。
平安時代以降は
仏教の影響により修行のために山内に分け入る修行者が増え、
遥拝の山から修行の山へと変化しました。
中世になると
修行者以外にも富士山を信仰して登山する人が増えてきました。

富士山信仰が一般的に受け入れられたのは、
室町時代末期に
長谷川角行が富士信仰を独自の教えをもってといたことからとされています。
その後の弟子たちの活躍により、
江戸時代後半、富士講として隆盛を極めました。

関東からの富士道者は、
甲州街道をたどり大月宿から富士山北面の吉田口へと到着し、
宿泊ののち翌日に浅間神社へ参拝し山内へと踏み出しました。

富士信仰とともに栄えてきた富士吉田市では、
その歴史を学ぶことができる施設が多く存在します。




金鳥居。
向うに富士山見えるはずなんだけどなー
この日は富士山雲隠れです

ここから北口浅間神社までの道沿いには、
富士道者が宿泊した「御師坊」が軒を連ねていました。

御師(おし)とは、浅間神社の神職の資格を持つ傍ら、
富士山に登る道者たちを迎え入れて食事や宿泊を提供した人のこと。

江戸・明治時代には
86軒もの御師の住宅「御師坊」がこの通り沿いに軒を連ねていました。

富士スバルラインができて5合目まで車で行けるようになってから、
多くの御師が廃業したそうですが、
2軒ほど宿を続けている御師がある他、
資料館として内部を公開しているところもあります。

それがこちら、
御師 旧外川家住宅です。



内部は写真禁でしたが、
ガイドさんが丁寧に富士山のこと富士講のことなど説明してくださり、
大変勉強になりました。


さて、昔の富士道者たちがたどった道をたどり、北口本宮富士浅間神社へ。


大門口。



参道。



大鳥居。



太郎杉と拝殿。


明日の登山の無事をお祈りしました。


右奥に富士北口登山本道があります。



毎年山開きにの前の日には神事が行わるるのだそうです。

いつかここから登山をしてみたいですね


もう少し先にいくと大塚丘があります。

ここは、
日本武尊が東征の折り、富士の霊峰を遥拝したと言われるところです。


ここをずっと歩いていくと馬返し、そして本格的な登山道となります。




さて、富士山信仰について少し学びまして、
富士山に登る心構えが整いました。


この日はこれから富士山の5合目まで路線バスで移動し、
約2300mの5合目で1泊して、高度順応します。


つづく。




お盆休み、岩手県北をぐるり。

2014-08-16 23:22:54 | Travel
お盆休みです。

実家に帰省しました。
3日間。

うち1日は恒例の岩手山登山の予定でしたが、
なんと3日とも雨、雨、雨。


今年は岩手山登らずに終わっちゃいました

今年はもう一つミッションが。
岩手県北の九戸村というところにいる祖母に会いに行きました。

何年ぶりかな・・・。

今年のはじめに沿岸の久慈に行こうと思ったら大雪で電車が動かず、
バスで内陸から移動したとき、
ちょうどバスが祖母の家の前を通って、
あーなんか年に何回も沿岸には行ってるのにおばあちゃんちはスルー・・・
と、罪悪感。

お盆に必ず行こうと思っていたのでした。
祖母は92歳かな。
もう歩けなくなってるんだけど、
ごはんはモリモリ食べて元気そうだった。

今度はそんなに間をあけずにまた会いに行こう

妹の運転で2人で行ったんですが、
帰りに久慈に寄ってみようかってことになって、ブーンと




久慈着。


なんか経済活動しようかー。

妹がまだモカに行ったことないっていうので・・・。

この日はちょうど高校野球で岩手代表が試合してたので、
店内みなさん応援ムードでした

玉子サンド、いただきました。

わたしはビールもね

岩手代表が辛くも勝利をおさめたのを見届けて、
久慈散策へ。

私もまだ中に入ったことが無かったあまちゃんハウス。



まだまだあまちゃん人気健在です。
たくさん観光客がいらしてました。



そして、こちらもまだ入ったことなかった「まちなか水族館」。

海沿いにあった「もぐらんぴあ」という水族館は
震災で損壊してしまったんですが、
やはり震災で営業できなくなった駅前の家具屋さんの建物を借りて
あのさかなくんの尽力もあって
小さな水族館が開設されているのです。






けっこう見ごたえありましたよー。

もぐらんぴあの再開も決まったみたいですし、
そしたらまた見に行きたいなー


さて、遅くなる前に山を越えて内陸の実家に戻らなくちゃ。

久慈は5月以来、3か月ぶりでしたが、
相変わらず観光客さん達が来てくれていて安心しました。

今年のうちにもう一回ぐらい北リアス行きたいな。

そんじゃまたねー

久しぶりの釧路 ① 散策&釧路グルメ

2014-07-26 20:51:25 | Travel
7月最終週末、
数日前に東北から帰ってきたばかりですが、
今度は北海道内、道東の釧路に行ってまいりました


今年4月に、8月末の北海道マラソンにエントリーしてから、
走り込み不足を解消すべくたくさんの大会にエントリーしたんですが、
その走り込みシリーズの仕上げにしていたのが
今回の釧路湿原マラソン30km。

本番までちょうどひと月に当たるんで、
30キロぐらい走るのがいいかなーと思って

ただ、ちょっと想定外だったのが、
2週間前、7月中旬に走った福島のフルマラソンのあと
いつもの左坐骨神経痛が劇的に悪化、
加えて、
足底筋膜炎と思われる踵周囲の痛みを発症しまして、
ちょっと釧路行きはやめたほうがよいかしらと数日考えちゃったくらい

まあコンディション悪い中でもなんとか走れたら
メンタルトレーニングになるかなということで、
土曜日の朝、釧路行きの特急に乗りました

釧路は10年ぶりかそれくらいかな。
帯広まではじっとしていられたんですが、あと1時間が長かった


4時間で釧路到着!


狙っているランチ処を目指して市内をのんびり散策。

道路案内標識の反対側にある、釧路の良いところの写真がステキ



タンチョウ見物に冬に来たくなっちゃいますね


そして、これも釧路といえばコチラ。

幣舞(ぬさまい)橋。
道東で地震があるとこの橋が映るのでね・・・

橋から釧路川の河口を望む・・・。



さて、橋を渡ってさらに歩きますと・・・

啄木通り!?

啄木とわたくしは出身地がほぼ同じで、
ふるさとを離れて北海道をウロウロしているところまで同じ

札幌、函館、小樽、倶知安などあちこちに啄木の銅像や歌碑があるのは知ってましたが、
釧路にこんな通りがあるのは知りませんでした






釧路市内には啄木の歌碑が27基あるとか。
岩手県内よりも多いんじゃない?ってことはないか


てなことで、
ようやくランチ処に到着。

釧路ラーメンいただこうと思ってこちらへ。



かつお出汁に細麺のあっさり系。
好みのタイプです


さて、また幣舞橋に戻りまして、


近くで開催されていた「霧フェスティバル」へ・・・。







地元の皆さん、お楽しみの様子でした

ここでいったん宿にチェックインして、
翌日の30キロランに備えてストレッチングなど・・・。


そして、晩ごはん食べに繁華街へ。



なんか楽しそうなお店いっぱいありましたよ。

釧路といえば、炉端焼きかザンギ。
炉端は日本酒たくさん飲んじゃいそうなんでマラソン前日はNG
ということで、ビール1~2杯で済みそうなザンギにしました


ザンギ専門店 鳥善さん。

北海道では鶏のから揚げをザンギっていうんですが、
その呼び名の発祥が釧路だそうで。
そして釧路のザンギは食べ方特徴的なんですと。

ザンギの前にモツ煮。

これウマかった! 
おかわりしたかったくらい


そしてザンキ。

手前のソースにつけて食べるんです。
おいしかったー。

この店にはないけど、
ザンタレっていう、タレがドバーッとかかった状態で出てくるザンギも
釧路で人気のアイテムです

ということで、
あちこち痛いわたくしは、
らしくもなくビール1杯で終了、この日は早々に退散して、
宿にて体を休めました。



つづく。


三陸で夏休み!の旅 ⑦ 旅の終わりに・・・

2014-07-21 20:30:07 | Travel
大船渡から五葉山に向かったのですが、
帰りは電車の便が良い釜石に向かいました。


青空が似合う釜石大観音・・・の後ろ姿



山頂でおにぎりも食べたんですが、
これから2時間以上の電車の旅なので、なんとなく腹ごしらえ。


釜石駅横のシープラザ内にあるポワッソンブランさんへ。



カツカレー。

モリモリ食べちゃいました



さて、そろそろ盛岡行きの電車の時間です。



今回は、初めの2日がお天気悪くて思うように過ごせませんでしたが、
最後に登山ができてよかったです

来年は海遊びもしたいなー

ということで、三陸で過ごした夏休み、終了です


おわり。

三陸で夏休み! ⑤ 大船渡で晩ごはん

2014-07-20 23:44:21 | Travel
釜石、大槌と巡りまして大船渡に戻りました。

このころには雨も止みました。


大船渡駅前の時計。
2ヵ月前と比べてもまた時計の傾きが大きくなりましたね・・・


さて、晩ごはん食べに行きましょう。


いつもの屋台村です。



イベントペースに屋根が付いて
飲食できるようになってました


ここには馴染みの店が2つあるんですが、
ひとつはイベント出店でお休み。
もう一つはすでに満席になってて、
新規開拓しようと思ったんですが心惹かれるところは混んでいて・・・
もう一度馴染みの店の前を通った時に大将と目が合って、
「久しぶりです」とかいってたらなんと
折り畳みのテーブルセットを出してくれました。
わーい
お忙しいのに申し訳ありません

ということで、鮨ささきさんで晩ごはん。



ビールとお通し。



もうかの星。
サメの心臓です。
レバ刺しみたいで大好き。



炙りシメサバ。



穴子の天ぷら。



小肌巻き。

日本酒も半合×3いただきました。

あれ、もうお腹いっぱいになってきちゃった。
ゆっくり食べたからかな?


めずらしくこの日はこれでおしまい


このまま雨が止んでくれたら
翌日は登山できるかな、どうかな・・・?


つづく。