クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

FOSTEX 8cmフルレンジスピーカー P800を球形エンクロージャーで鳴らす

2012-01-12 20:43:37 | なんでもレポート

自作(工作)向けの球体エンクロージャーで直径200mmのQ-200に
FOSTEXフルレンジスピーカーP800を付けて鳴らしてみた。
Q-200は直径200mmのFRP製の筐体で、2月よりオリジナルボックスから
売り出される予定のものだ。
あくまで自作用の組み立て材料としての単体販売なので、スピーカーユニットは付いていない。
FOSTEX8cmフルレンジも昨年に某オーディオ雑誌の付録についていたもので、
自分で組み立てたものだ(市販されていない型式なので・・・念のため)。
球形エンクロージャーの内容積は約4L。
吸音材を中に貼り、バスレフダクトを後方の穴に取り付けてチューニングした。
             
長さを調整できるチューニングダクトは市販されているもので、バスレフポートの穴径は
そのダクトに合わせてある(BP-35J コイズミ無線)。
組み立てて音を楽しむ目的の雑誌の付録スピーカーだから、たいした音はしないのではと
軽く考えていると、大きく裏切られる。
低域が8cmサイズの割には良く出るように作られているのか、それとも内容量の
もう少し少ない2L前後のエンクロージャーに合わせたのか解らないが、
Q-200の球形エンクロージャーと組み合わせると、低域のふくよかさは
なかなかのものだ。キレも良い。
中高域は8cmだから、レスポンスの良さとクリアさは問題なし。
             
とにかく聴き疲れしない音と言うのが、球形エンクロージャーの一番の特徴といっても良いと思う。
ご試聴あれ。


限界走行

2012-01-11 22:41:06 | ドライブレポート

自動車はタイヤのグリップを頼りに加速、減速、旋回を行い、道路上を移動している。
そのタイヤのグリップは、タイヤと相対している路面ミュー(都合)に支配されているから
コロコロ変わり上限がある。
上限を超えると、慣性力の働く方向を変えられなくなるし、変えるのに時間を要することに
なるから道から外れる。
運悪く他車とか人がいれば不幸な事態が起きる。
タイヤグリップの上限を大きく超えないようになぞって走らせるのがサーキット走行または
限界走行と言うことができる。
一瞬でも上限を超えればスピンしたり、コースアウトといったことが起きる。
サーキットだから試せる限界走行だが、天下の公道ではなく、クローズドされた場所だから
許されることだ。
何かあっても責任を問われることはなく、物を壊した時に呼び出される!?くらいだ。

じゃあ、サーキット以外では限界走行はないのか?
身近なところで、シーズンによっては誰でも遭遇しそうな場面の雪道走行を考えてみよう。
タイヤの空転はすぐ起きるし、ABSの介入もしょっちゅう。
これはタイヤグリップを使い切って走らせている状態だ。
サーキット走行に比べれば、速度も発生するGも低いが、タイヤのグリップ限界を超えない運転の
組み立てが必要なことは確かだ。
それと、雪道は公道。
対向車あり!人あり!社会的責任あり!
更に限界走行と言えるのが、重心の高い車両、重量車両トレーラーなどを走らせた場合だ。
タイヤのグリップ限界を超えなくとも、重心の高い車は横転する可能性があり、
重量車はすぐに止まらなかったりするから、速度の管理がいい加減だったり
不用意なハンドル操作は命取り。
これはつまり、限界走行と言える。

いつどんな時に何が起きるのかを熟知した上で、常に安全なスピードを確保することが
限界走行の対処と言えるのだが、大型トラック、重機、トレーラーなど重量級の車両の
ドライバーの心構えやいかに・・・と、数日前のトレーラー横転事故を見て思った。
冗談じゃなく、これらの車の前を走ったり横に並ぶのはやめましょう。
あんなのにのしかかられたら、シートベルトもエアバックも、やわなボデーも
まったく役に立ちません。クシャッ!ですよ。


摩擦式ダンパー

2012-01-08 22:47:32 | イベントレポート

暮れにサーキットに出かけた時に見た車の話し。
その日集まったのは“1960年より以前の車”。
サスペンションを見ていくと、リーフリジットと呼ばれる形式がほとんど。
コイルスプリングの使われた車両は見なかった。
ダンパーも摩擦式と呼ばれるタイプのものだ。(以前も赤いバイクで紹介)
一部、リーフスプリングに積極的にフリクションダンピングの役目を
持たせる目的で、ロープでリーフスプリングの回りをガッシリと
囲うように編み込んだものもあった。
知人の車両も1960年以前であるが、フリクションダンパーではなく
レバー式と呼ばれるWウィッシュボーンのアッパーアームの揺動軸が
ダンパーの“回転軸”になっているもので、オイルを使ったダンパーに進化している。
しかし減衰特性はフリクションダンパーのそれで、現代のダンパーの速度依存型に対して
一定量のダンピングフォースを発生させるフリクションタイプともいえる。
すると、1960年辺りと言うのが摩擦式ダンパーからオイル式ダンパーへの切り替えの
時代だったのかな~、と勝手に想像している。


JBL LE8TをQ-440 球(体)形エンクロージャーで鳴らす

2012-01-07 16:29:43 | なんでもレポート

JBLのスピーカーユニットの一つで有名なのがLE8T。
オーディオ雑誌のあちこちで何度も名器として紹介されている。
ジャズを聴くならこれが一番、その代表的なスピーカーの一つ・・・と。
しかしレンジが狭く高音の再生が足りないといった評価も必ず一緒に
書かれている(多分カタログのスペックを見ての発言かと思いますが)。

球形エンクロージャーの製品化に向けて、このJBL LE8Tとの組合せはとても気になる。
Q440サイズ(直径440mm)のエンクロージャーは、スピーカーユニットの16cm~20cmサイズを
ターゲットにした内容量なので、このLE8Tの20cmサイズが大きさの上限になるから
事前にその組合せを確かめておく意味もある。
JBLのLE8Tユニットの生産はとっくに終了しているから、中古を手に入れた。
40年以上昔から売られている物で、手に入れた物が一体何年前の物か知る由も無いが
幸いな事に補修パーツは今でも入手可能。
外観のいたみは別にしてほぼ再生可。
現存するものの殆どが何度か手入れされている。
手元に来たものも当然補修歴あり。コンディション良だ。
“歴史”を背負ったスピーカーでもあるが、鳴らしてみてビックリ。
うわさにたがわず、非常によく鳴るし、聴きたい響きがたくさん音になって飛んでくる。
球形エンクロージャーとの相性もよさそうだ。
木の箱に入ったLE8Tの音を聴いた事がないので、その違いは判らないが
Q440で聴く限り音がこもらず抜け感が好印象。

LE8T]の中古を手に入れてQ440と組み合わせて鳴らす。
こいつは“渋さ”で勝負だ。(動画のQ440がJBL LE8Tのユニットです)

*8cmユニット Q-200の試聴準備できました
 自前ソフトの持ち込みもOKです。お立ち寄り下さい。


サーキット 2 「アドバイス」

2012-01-02 22:24:48 | イベントレポート

暮れに知人とサーキットに出かけた。
走りのアドバイスを求められた例の話だ。
知人とは長い付き合いだが、運転についてはあまり具体的な話をしたことがない。
どのような運転をするのか知らないから、アドバイスをするにも要領を得ない。
まずは同乗走行。
私がハンドルを握り、彼は助手席に。
そのあと昼食をとりながら、彼が自分自身の運転との違いを語り始めた。
どうやら減速ゾーンのまとめにポイントがありそうだ。
午後の走行で、1つか2つ目標を持ってもらって、あとはともかく
落ち着いて走らせるよう話した。
本人の中で何か探せたのではないだろうか。
“速く走る”を一番初めに持ってこなければ、車がイキイキと走るから不思議だ。