G-BOWLを使ってきて、運転を変えられたか?の問いに、ほとんどの人がウンウンとうなずいた。
その中でもとりわけ“変わりました”とアッサリ、返事のとても良かったのがIさん。
G-BOWLを載せたその日その瞬間から、一緒に山を走っている仲間に
「Iさん、どうしちゃったの?」と言われるくらいに、運転がガラッと変わったらしい。
それまでIさんは“ツッ込まれやすい”運転をしていたようで、あれやこれやとアドバイスを受けるも、
“この人には何を言ってもダメ”と、烙印を押されかけていたものだから、
その使用前と使用後の違いに、回りが驚いたのかも知れない。
コーナーごとにコジコジのアンダーステアーで回り、高速道路の移動では
不思議なユラユラ運転をやって、同乗者を悩ませていたらしい。
一般車のタイヤのグリップの上限がおよそ0.8~1.0Gに対して
G-BOWLは、その約半分の0.4G以内でコントロールしなければいけない。
それまで“G”を基準として仲間内で話をしていなかったのもあるだろうが0.4Gの物差しを
手にして走らせて見ると、自らの運転の他、速度のコントロールの結果が目で見える。
これまでの慣れと経験に基づいた運転に、目盛りがつけられたことで、友人からの
アドバイスが何を言わんとしていたのかが、急激に見えてきたという訳だ。
運転はなかなか言葉では伝えられない。
しかしGという物理の目盛りを持ってすれば、運転を理解しやすい。
例えばコーナーのどのポイントで正しいGの方向と大きさにすれば良いのか、
といった話も、会話で伝えられる。
そして自分の操作の結果をGで見れば、正しいかどうかの判断が出来る。
G-BOWLはその足掛かりに充分なツールだ、と思っている。
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