クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

車のミスタッチは命取り

2019-07-13 10:52:08 | なんでもレポート
Dに入れるには、レバーを右に倒して行き止まったところから下向きに動かす、と
メーターパネル内のDが枠で囲われてシフト完了。
当然目視で確認が必要。手応えでは全くわかりません。問題(1)

ATのシフトパターンはリバース(R)とドライブ(D)の間にニュートラル(N)を配置して、
リバースの先にパーキング(P)がくる、P-R-N-Dが基本。

これだとRからD、その反対のDからRにシフトするときに必ずNを挟むので、
前にも後ろにもいかない安息のNが存在するのことになるのですが、
◯◯◯◯の場合RとDの間にNが描かれてはいますが、ありません。
RとDを往復するだけです。問題(2)

DからもRからも長押ししてNに「シフト」しない限り抜くことができず、
ATのシフトパターンの約束からするとグレー、ないしはブラック。問題(3)

それとN長押しの後、レバーから手を離すときにわずかでも手の重さがシフトレバーにかかっていると
瞬時にDレンジに入るので、それでなくても手応えのない(ゲート感ゼロでプラプラ)レバーを
上下に寄り道しないように真横に案内しなければならず、NにしたつもりがDに入ったりしたことがあると、
恐々とシフトレバーに触ることになります。問題(4)

一瞬で入るRとD。長押しのN。問題(5)

これを、クルマを前に出したいなら「D長押し」
後退は「R長押し」
Nにはワンタッチで入るとしたらどうでしょうか。

Rから右に倒してD方向に動かせばNに簡単に「入れられます」
DからNも同じように簡単に入れられます。
焦ってレバーを触ったとしてもNのままで、どちらかに長押ししない限り
前にも後ろにも走り出す心配はありません。

ATはクラッチ操作が無いから運転が簡単?

ミスをするとしっぺ返しは恐ろしいことになるんだという「覚悟」がAT免許には必要。

パソコンのミスタッチは繰り返しても大ごとにはなりませんが、
オンしかできないスイッチをクルマに採用するのは⋯



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
グーパーシフト (練習生@伊丹)
2019-07-15 15:08:31
國政様、ご無沙汰しております。
以前教えていただいたAT車の「グーパーシフト」が、クルマ側の都合で使えないことが残念におもいます。
もし利便性を追求した結果によるものであるとしたら問題ですね。人間はミスをしますから。
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書き込みありがとうございます (國政)
2019-07-16 10:05:26
ご無沙汰しています。
昔、スティックバイワイヤー?のクルマを試乗したことがあります。
想像の通り、TVゲームの実車版と言っていいもので、フィードバックゼロ、かなりのタイムラグをもって反応がでるのと、その量がこれまた動かしてみなければ分からない、まっすぐな道をまっすぐに走らせられない、脂汗タラタラのシステムでした。

道路を移動し続けるクルマを人が走らせるには、操作系はすべからく「道具感」があってこそ。



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そうなっているんですかぁ・・・ (おおくぼ)
2019-07-25 18:06:19
國政 さま

○○○○は最初期のモデル以外運転したことがないので、國政さんの解説を拝見してびっくりしました。
DとRが抜けにくくなっていて、Nは戻りにくくなっているなんてん「なんでぇ〜」(゚Д゚)です。
どう考えても、國政さんのお考えの通り、「安全サイドにはワンタッチで」「動かすときは前後確認の上ツーステップで」というのが当たり前だと思います。メーカーとしては簡単に対応できそうな気がするのですが、どなたかこのサイトを見ていてくれないかなぁ・・・
レンタカーを借りるときに「メーカー指定」しておかなきゃ!! (^_^;)
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書き込みありがとうございます (くにまさ)
2019-07-26 19:13:23
メーカーとしてはミスを誘うような仕込みにしたつもはないと思うのですが。
私も試乗車に乗り込んで道路に出る前にシフトミスをしてしまいました。
ソフトの入れ替えだけでできるような気がするのですが、どうなんでしょうね〜
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