クニさんこんなのありますよ・・・
シトロエンから最近発表されたサスペンションを教えてもらいました。
室内に置かれた紙コップの水面の揺れが明らかに少なく、外からの映像はCGか?(一部その通りで紛らわしいところがあります)と
疑いたくなるほど揺れないところから動画が始まります。
ダンパーの中身を見ると上下にスプリングが入っています。
ストロークが進むにつれて縦一列に開いた穴を順次塞いで行くのが見えるので、
ストロークと減衰値が連動して変化する位置依存型(ストローク感応型)に見えます。
この方式はゆっくり動いてもストロークエンドに向かって減衰値を高くしていけるのが特徴。
(オイルストップ、オイルダンプ、ハイドロリックストップなどの呼び名があり、例えば建機の油圧シリンダーには必ず組み込まれているのと、
二輪のフロントフォークにも一部採用されています)
速度依存型(従来型)は⋯⋯ピストンスピードが落ちると減衰が下がるので思い車体をしっかりと支えるには
「減衰ボリューム」トータルを大きくするしかないのですが乗り心地と相談になります。
画面に出てくる減衰の大きさをイメージしたグラフは、ストロークの中間あたりではほとんど減衰していないことを示しています。
ある程度沈み込んだところから減衰が立ち上がりそこから反転して伸び方向に切り替わると、
減衰の低いストロークになります、これで不快な車体の揺れが発生しません。
ストロークの両端が位置依存型で、その中間は従来型の速度依存型。
上下に入れられているスプリングは位置依存のポジションを素早く元に戻すための役割を持たされているように見えます。
1G車高付近の減衰を低くする目的で、位置依存型の仕込みをする例はこれまでにもあるのですが、シトロエンは逆の考え方です。
1Gレベルの車高位置付近では減衰が低いので、抜けたダンパーのようにあまり減衰力を感じない⋯⋯車が揺れない、のイメージです。
もしかしたらシトロエンのWRCマシンの足がこれかなと思うところがあります、ロールの少なさがそっくりだし室内の静けさも似ています。
ラリーカーで開発されたものかもしれません⋯ここは憶測ですが。
シトロエンから最近発表されたサスペンションを教えてもらいました。
室内に置かれた紙コップの水面の揺れが明らかに少なく、外からの映像はCGか?(一部その通りで紛らわしいところがあります)と
疑いたくなるほど揺れないところから動画が始まります。
ダンパーの中身を見ると上下にスプリングが入っています。
ストロークが進むにつれて縦一列に開いた穴を順次塞いで行くのが見えるので、
ストロークと減衰値が連動して変化する位置依存型(ストローク感応型)に見えます。
この方式はゆっくり動いてもストロークエンドに向かって減衰値を高くしていけるのが特徴。
(オイルストップ、オイルダンプ、ハイドロリックストップなどの呼び名があり、例えば建機の油圧シリンダーには必ず組み込まれているのと、
二輪のフロントフォークにも一部採用されています)
速度依存型(従来型)は⋯⋯ピストンスピードが落ちると減衰が下がるので思い車体をしっかりと支えるには
「減衰ボリューム」トータルを大きくするしかないのですが乗り心地と相談になります。
画面に出てくる減衰の大きさをイメージしたグラフは、ストロークの中間あたりではほとんど減衰していないことを示しています。
ある程度沈み込んだところから減衰が立ち上がりそこから反転して伸び方向に切り替わると、
減衰の低いストロークになります、これで不快な車体の揺れが発生しません。
ストロークの両端が位置依存型で、その中間は従来型の速度依存型。
上下に入れられているスプリングは位置依存のポジションを素早く元に戻すための役割を持たされているように見えます。
1G車高付近の減衰を低くする目的で、位置依存型の仕込みをする例はこれまでにもあるのですが、シトロエンは逆の考え方です。
1Gレベルの車高位置付近では減衰が低いので、抜けたダンパーのようにあまり減衰力を感じない⋯⋯車が揺れない、のイメージです。
もしかしたらシトロエンのWRCマシンの足がこれかなと思うところがあります、ロールの少なさがそっくりだし室内の静けさも似ています。
ラリーカーで開発されたものかもしれません⋯ここは憶測ですが。
オイルストップの応答性を確保するのにスプリングを入れてあるのと、車体重量を受けて減速させられるストロークを考えると、ショックアブソーバーの全長がかなり長くなりそうな気がします。
なので市販車に組み込むとなれば一工夫必要。
この足が市販されれば乗ってみたい⋯⋯
そして、ますます気になる存在になりました。
日本向けはともかく、現地では今年中にも市販化といった情報があるみたいですね。
現物が一般市販車に組み込まれる日を心待ちにしていますし、現車の仕上がりに関する国政さんの印象についてもお聞きできる日を楽しみにしています。