クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

FD3Sの場合 その5

2019-03-27 13:29:51 | ガレージレポート(オリジナルボックス)
FD3Sのエンジン下のクロスメンバーを補強しました、曲げ強度ねじり強度が約2,0倍/純正比。

直進性とステアリングセンター付近の手応えとか旋回保舵時の剛性感向上が期待できます。
僅かですが⋯でもこれが走らせている実感につながる嬉しい手応え。

痛んだブッシュ、ピロボールなども一通りリフレッシュ。

シフトチューニングキット、ステアフィールチューンングキットの組み込みが終わり、次はダンパーチューニング。

ダンパーを「モノチューブインライン方式」に改造。

*検索するとイラストが見れます

はじめに低めの減衰仕様を組んで走行します。

サスペンションを良く動くようにするのと、揺れをスムースに止めるところの程よいバランスを見つけます。

バネ下、バネ上にそれぞれ必要な減衰値を確かめていくのですが、減衰値は伸びも縮みも一種類しか仕込めません。

車体が浮き上がる時の「伸び」も、コンビニ駐車場から一段低い道路にストンとタイヤが落ちるのも、
ダンパーの動きはどちらも「伸び行程」

伏せの方向に車体が沈み込む時、あるいは凸の通過時に車体側に足をたたむ時は「縮み行程」

それぞれのシーンで作動スピードが違ったり受ける荷重が違うので、一筋縄とはいきません、
なのでほどほどの「妥協点」を探すのがダンパーチューニングです。