クルマのサスペンションと長いお付き合い

サスペンションの話、試乗記、旅の話、諸々・・・。

障害物はゼロスピード

2019-02-11 17:03:33 | NEWTON BRAKE
やっぱり気になりますね〜・・・車間距離。特に高速道路。

相互安全の一番の約束事なのにその距離が足りていないシーンをみかけます。

高速道路で追突事故が起きたとニュースで取り上げられると多重事故。

自分は注意していたから前方の事故は避けられたものの、勢い良くブレーキングしたせいで
第二幕が始まるといったケースも考えられます。

高速道路を走っていて、速度ゼロの障害物があったら…
仮に100km/hで走っていたら、少なくとも100m手前で気が付いて減速動作に入らないと安全に止められません。
判断するのに仮に1秒、アクセルを離してブレーキペダルを踏み減速が始まるまで1秒、
これだけで2秒×27.8mは55m(空走)残り45mが停止までに残された距離。
それもレーシングドライバー並みのハードブレーキングで止まるかどうか、路面が濡れていたらおそらくダメ。


危険回避動作のブレーキングは、ためらわずに思いっきり踏み込みなさい、そうすれば
ABSが働いて最短距離で止まれます・・・最近の教え?

これがレーシングドライバー並みのブレーキングに匹敵するのですが、
いつブレーキングを開始するか、ABS領域のブレーキングに頭のスイッチを切り替えられるか、その動作が瞬時にできるか、
これは本人次第。

時速100kmはそれなりの緊張感を必要とするはずですが、回りのクルマと移動していると忘れがち。

100m?

自動車教習所で速度のキロを外した数値が車間距離と習った記憶が…

100mも開けると確かに安心の車間です。

とは言えマイペースドライバーを除いて、ほとんどの人はこんな車間を取りません。

大体50mも空いていれば気持ちの余裕ができるし、前の車に合わせて減速すればそう慌てなくてすみます⋯⋯
でも50mだと速度ゼロの障害物に対しては運まかせの距離と言えます。

それと、後ろの車が気になって急ブレーキが踏めないというのも困ります。
後続車との車間も結局のところ管理しなくては⋯⋯

まあこんなことを気にしながら走れば高速道路も退屈しません。