シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

リップヴァンウィンクルの花嫁

2016年04月12日 | 映画
鼻づまり、咳き込みなど風邪の諸症状が出ていたが、それも治まり人様に迷惑をかけることもなくなったので昨日は映画館に出かけた。
左目の異常は治っていないが、こちらは自分の事なので我慢できる。
花冷えと言うには寒すぎる気候だったが、孫たちも帰って1週間になるし気分転換もあった。

前回「ヴァンパイア」で期待を裏切られた岩井俊二監督であるが今回は満足する出来栄えであった。
作品は「リップヴァンウィンクルの花嫁」。
劇場に行く途中のB1の通路に主演の黒木華さん着用の衣装が展示されていた。

黒木さん、ここんとこ先生役が多いですね。
今回も出だしでは派遣教員をやってました。
3時間の長尺ですが時間を感じさせません。
ファーストシーン、ラストシーンがいいです。
ファーストシーンで引き込まれ、ラストシーンで感動と余韻を与えられる作品は映画世界に浸ることが出来ます。
最後のりりィさんの熱演に感動し涙しました。
涙を流すのを忘れるぐらいの感動的シーンでした。

私たちの時代と違って、今はネットショッピングみたいにワン・クリックで結婚相手を見つけることが出来る時代なんですね。
派遣社員、クソ生意気な中学生、体裁を気にする風潮、マザコン親子、そして人の幸せが瑞々しい映像と音楽にのせて描かれる、僕の持っているイメージの岩井俊二らしい作品でした。
久しぶりに映画らしい映画を見た気分になりました。
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)
コメント (2)
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