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【中国、ダマテンで狙うは最強役満「金一色」】中国「時間との戦い」:崩壊か、それとも・・・③

2016-12-29 00:02:01 | アジア

前回からの続き)

 中国は自身の金準備について、公表している量(1800トンあまり)よりも多く、本当の量よりは少ない、たとえば「3千トン」程度を所有していると発表すればよい―――前回、そんな個人的な考えを綴ってみました。えらく奇抜な策ですが、これで同国を悩ましている資本流出と通貨下落にある程度、ブレーキがかかるのではないかと・・・

 でも中国は、本心ではこのタイミングでこれはしたくないはずです。というのも、同国はこの瞬間も金準備の増強をしている最中と想像されるからです。で、その目標とする量は「アメリカ越え」すなわちアメリカ8千トン余りを上回るくらいの・・・おそらく1万トンあたりなのではないか・・・。ここでもし1万トンの金を集め終えれば中国は、外貨準備として兆ドル単位もの米国債を持つ必要なんてなくなるうえ、劣化著しい(?)ドル覇権に変わる新しい世界金融秩序の構築をリードすることだってできるわけです・・・

 その意味で、中国がここのところ米国債の保有量を減らしているのは、中国人民銀行(中銀)の資産構成のメインを米国債からゴールド)へ大転換させようという「戦略的な」動きの一環とみることもできそうです。しかも22日、中国の外為当局担当者が、中国の米国債保有減は「戦略的な」削減ではない(not a strategic cut)、なーんて言っているから、天邪鬼のわたしはなおさら「やはりな・・・」と思うわけです。中国にちなんで、このあたりを麻雀の用語で表現すれば、中国は手牌(中銀の資産)を金色に染め上げるべく、苦し紛れを装いながらも実は不要な牌(米国債?)をバンバンと場(市場?)に捨てつつ、ダマテンで最強の役満「金一色」(ジンイーソー?)上がりを狙っている!といった感じでしょうか・・・(麻雀をご存知でない方、すみません・・・)

 ・・・が、ここまでの統計資料等から推察するに、たぶん中国はまだテンパってはいない―――アメリカに迫るほどは金を集め切ってはいないとみられます(自信ないけど?)。なので同国としては、引き続き安価で金を買えるよう、当分の間、金価格には上昇してくれるなよ~と切に願っているはず。そんなときに、じつは〇千トン持っています!と真正な金準備高を口にしてしまったら、その時点で上記の野望達成は断念するしかないでしょう(?)。つまり、「中国は本気で金本位制に移行する気だ!」などとみなされて、世界中の投資家が一斉に金買いに殺到する結果、金価格が跳ね上がるとともに金の現物が市場から消えてしまい、中国は(国内産を除いて)それ以上の金の積み増しができなくなる、ということです。

 ・・・というわけで中国は現在、なかなか微妙な局面にあると思われます。このままでは外貨準備のいっそうの消耗と人民元の信認低下は避けがたい。かといって現時点の手の内すなわち金準備高を正直に申告したら金価格が急騰して「金一色」を上がれなくなる・・・。そこで両者の中間あたりで・・・というのが上記「3千トン」の根拠です。このへんが、人民元の下落に歯止めがかかるとともに金価格の上昇も許容範囲に収まるという、ちょうどバランスがとれるラインなのではないか・・・って、中国の実際の金準備が公表量よりもずっと多いに違いない!なんて個人勝手な憶測的前提に基づいて書いていますが・・・

続く

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Unknown ()
2016-12-29 11:45:06
中国の金の輸入量は、4,5年前からは年1000トンほどありますよね?
7,8年前から 集めている感じです。

国内国有金鉱山からもかなり生産していますね。
紫金などは銅のほうに力を入れています。その結果
株価はさえません。明らかに 国の指導で動いています。

私が予想するに
シナは最低でも4000トン。
多くて 8000トンの金を国内に保有と思っています。
素直に計算すればそうなります。
大体筆者先生と同じ予想です。

10000トンをねらっているでしょうね。というか1.5万トンを狙っているかもしれません。

それに比べてわが日本国は 1000トンもない。しかも
アメリカの倉庫に預けているとかいう話を 読みました。
昭和天皇の50年?記念の時にやっと100トン輸入を許して
もらったとか。日本には富はありません。富は
人だけです。

電子製品に金が1500トンあるとかいわれてますが、嘘と思います。もしあっても、、回収はシナでやりますは。国が 国立回収会社を作るべきですね。
しかし国策がないというのが、国策ですから駄目ですね。
日米合同委員会?がすべて決めているらしいですね。
地位協定もあるし。まあ実質属国ですから。
こんなことなら、州にしてもらった方が良かったです。
大統領も出せます。アメリカ最大の州になりますから、選挙人も80人になれます。まあ、今更おそいですねえ。

国はいざとなれば、
国民保有の金を収奪する予定でしょう。金
取引もまさにそれが可能なシステムになりました。
売り買いに量にかかわらず、そのうちマイナンバーを要求されるでしょう。田中貴金属は一番の政府の手先です。率先して政府の方針を先取りしています。法律にない要求まで身分確認をしています。国民の敵ですねえ。税務署へのご機嫌取りでしょう。。徳力は法律の後で、法律に従っています。
パクられないようにするには、
銀を一トンほど持つ方がが良いですね。まあ7000万ですね。お金ないですねえ。
じゃ200kgほどで我慢しましょう。
その前に 家を買う必要があります。
賃貸では引っ越しの時に疲れます。
金が一番良いですが、国からパクられるのを考えれば
銀もよいと思います。
銀は今が底かどうかわかりません。
中年のときに、 30kg冗談で買いました。65万円でした。
2010年ころにに300万円で売れました。
もう一か月待てば400万でした。残念。
今は7kgしかありません。銀なんか誰も見向きもしない時代が来るまで安くならない感じですが、その前に紙幣が危なくなりました。しかし、トランプ効果で、ドル高ですので 一年後くらいに銀は底打ちするかもしれません。
銀は重たいけどもパクられないから安心です。
工業材料ですから。

あと、ミヤンマーの非加熱ルビーも財産になります。
これは趣味で買いました。10年間で3倍になりました。しかしこれは在日本の良心的ミヤンマー人卸業者から買う必要があるので難しいです。現在はミヤンマー人は土地バブルが一度起こり、土地が3倍になりました。一億円ある人がたくさんいます。
それでミヤンマールビー、宝石が、ミヤンマーから国外に出なくなっています。ミヤンマーではルビーは、金以上に価値があります。一グラム3000万円ですから。
ヒスイは10年で、10倍になりました。こっちは 年、一兆円という規模でシナ人が買っていきました。今は嵐もすぎました。シナ人やや貧乏になったから。
しかし上海ではまた土地バブルが起きているそうです。環状線内は100平米で一億円マンションだそうです。20年前は800万円くらいでした。と言っても、
20年目のマンションはもうボロボロですけど。
しかし土地高騰が20倍ほどですから、まだまだ資産価値はあります。シナ人なら大儲けでしょう。日本人はあきません。嫁に取られたりしています。まあ売っても、元は国外持ち出し禁止ですし、外貨交換も政府が許しません。藩札みたいなもんです。まず外貨交換を
自由にしなくてはいけません。というか、自由にしたら。幹部がドルに換えて国外逃亡するとかという、冗談、噂です。

まあ、紙幣よりも 現物という話で、あちこち
飛んだ話ですが、許してください。

マージャンはできなかった学生時代でしたが、
金一色は面白いですね。
10万点です。





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