司法官の匿名性を廃止せよ

ようやく暑さがおさまりつつある。
歌手の橋幸夫さんが所属事務所によって「認知症」を公表したと思ったら、間もなく訃報。８２歳。お母さんが同じ病で晩年はたいへんだったらしいが、今はこの病は広く知られるようになり、橋さんも治療を受けながら歌手活動を続けるつもりだったが死去。幸福な人生だったように思う。芸能活動にありがちな下積みを経験することなくトップスターへ。大きく道を踏み外さなかったのはお母さんの力が大きかったよう。「御三家」と言われた歌謡曲全盛時代の兄貴分的存在。後は舟木一夫さんが残るのみ。
認知症と言えば私もそろそろ怪しくなってきた。スーパーに併設された自動預け払い機で現金を下ろした後、記帳した通帳を忘れてきてしまった。スーパーで預かっているという電話があった。こういうところが日本はありがたい。こんなこと他の国ではどうなのか。

石破首相退陣（信毎トップ）
私にとってはどうでもいい。自民党に退場してほしい。石破に代わる人材がいるとも思えない。進次郎はバカな国民には受けるかもしれないが、直ぐ底が割れる。自民党に代わる政治勢力の台頭を望む。但し参政党はダメ。自民党より右寄りのこの党にだまされないように。

大河原化工機事件、「公安警察」のでっちあげ。
中国と取引関係のある大河原化工機の噴霧器が生物兵器転用可能とのでっち上げが裁判所によって断罪され、無罪が確定した。
「公安警察」は戦前の「特高」が名称だけ変えた組織で内容はそのまま。共産主義を敵視し、アメリカや日本の体制に敵対するとして中国や北朝鮮を見る。
違法な取り調べにより大河原化工機の重役相島静雄さんは胃がんの治療を受けられず命を落とした。相島さんの遺族は検察の違法な取り調べを訴えて提訴している。
大学の法学部を出て司法試験に合格すると、検察官、裁判官、弁護士の資格が得られる。こうした司法官には人権感覚を養う教育・研修が必要だ。形式的な研修であってはならない。日弁連は役人の匿名性を廃し、違法な取り調べ、暴言、暴行（直接的な暴力でなくとも長時間の取り調べで拘束）等の人権を侵す行為をした司法官を名を挙げて断罪するよう要求している。「週刊金曜日」ではこうした司法官の顔写真を掲載している。