今年上半期の芥川賞・直木賞が決まった。
最近というかここ何十年かはわざわざ作品を読まないのでタイトルも忘れてしまう。
それでも覚えているのは芥川賞では『苦役列車』、『abさんご』、芸人の又吉が描いた『火花』。
直木賞では『ちいさいおうち』。
『苦役列車』は西村賢太のほぼ実話に基づいていて、入院しているときに図書コーナーにあったので途中まで読んだ。
西村氏は中学生だったか、父が性犯罪を犯してそれ以来生活が激変した。
結局高校へは進学できず中卒で港の荷役作業員になってその体験を小説化した。切実感があった。
『abサンゴ』は平仮名だけで書いてあって、75歳になっていた黒田夏子さんは試行錯誤の末この文体にたどり着いたと言っていたが特に感心はしなかった。
『ちいさいおうち』は山田洋次監督により映画化されそれを見たあと小説を買って読んだ。
以前にも書いたが、私はもうあたらしく本は買わない。家にある本を読んでいる。そのほうが発見がある。
今読んでいるのは安倍知二氏の描いた『世界文学の流れ』と陸奥宗光の書いた『蹇蹇録(けんけんろく)』
以前やはり作家の伊藤整の書いた日本文学史のようなものを読んだが、とにかく二人とも博識なのに感心した。小説家以前に文学評論家である。
それでいて私は二人の小説作品はほとんど知らない。伊藤整氏のものは少し読んだが、安倍知二氏の作品は読んでいない。
最近というかここ何十年かはわざわざ作品を読まないのでタイトルも忘れてしまう。
それでも覚えているのは芥川賞では『苦役列車』、『abさんご』、芸人の又吉が描いた『火花』。
直木賞では『ちいさいおうち』。
『苦役列車』は西村賢太のほぼ実話に基づいていて、入院しているときに図書コーナーにあったので途中まで読んだ。
西村氏は中学生だったか、父が性犯罪を犯してそれ以来生活が激変した。
結局高校へは進学できず中卒で港の荷役作業員になってその体験を小説化した。切実感があった。
『abサンゴ』は平仮名だけで書いてあって、75歳になっていた黒田夏子さんは試行錯誤の末この文体にたどり着いたと言っていたが特に感心はしなかった。
『ちいさいおうち』は山田洋次監督により映画化されそれを見たあと小説を買って読んだ。
以前にも書いたが、私はもうあたらしく本は買わない。家にある本を読んでいる。そのほうが発見がある。
今読んでいるのは安倍知二氏の描いた『世界文学の流れ』と陸奥宗光の書いた『蹇蹇録(けんけんろく)』
以前やはり作家の伊藤整の書いた日本文学史のようなものを読んだが、とにかく二人とも博識なのに感心した。小説家以前に文学評論家である。
それでいて私は二人の小説作品はほとんど知らない。伊藤整氏のものは少し読んだが、安倍知二氏の作品は読んでいない。
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