木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

盲点 天皇の基礎学力・教養

2021年01月08日 | Weblog

昭和天皇の基礎学力は?
岡井隆という歌人の父上、やはり歌を詠むひとだったが、昭和天皇の基礎学力に疑問を呈していたという。
誤字・珍字のオンパレードで文章など何を言っているのかわからないというしろもの。「歌会始め」の選者を務めるほどの人だったというから昭和天皇の実態にも触れる機会があったのだろう。
盲点だった。昭和天皇は植物に造詣が深いというイメージが刷り込まれていたが、そういえば学習院の初等科には行ったらしいのだが、後は進講という形で学者が多分一方的に講義したのではないか。
将来の天皇になる少年の間違いを指摘したり、飽きて投げ出すのをとがめるということはしなかったのだろう。
生物学的なものには興味を持ったのだろうがそれ以外は?
私は原武史という人が書いた『大正天皇』という本を読んだが、生来身体が弱いということもあって、大正天皇は子供の頃側近はその気まぐれにほとほと手を焼いたらしい。大正天皇の奇行は世にも知られるところだったが、昭和天皇も似たようなものだったらしい。
昭和天皇の皇后である良子も似たり寄ったり。教養的には「割れ鍋に綴じ蓋」の夫婦だったのではないか。
戦後に教育を受けた平成天皇=上皇は学習院にちゃんと通ったからそんな非常識なことはないだろうが。
「歌会始め」では私の見る処歌として成立しているのは美智子さんだけ。後の皇族の歌は言葉を並べただけの中高生レベル。
平安貴族も歌の才能のない人は和歌を詠むなんて嫌だったろうけど、そこは文才のある女房や歌人がいたから代筆させればいいだけのことだが。

 

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