これからは農林産業の時代

林業の衰退。（羽鳥モーニングショー）

日本はほぼ９０パーセントが山地。この山地を生かさなければ日本の将来はない。
１０代のころ、『絶唱』という映画を見た。山陰地方の大山林地主の息子と山番の娘が恋をする。山林地主の親は当然反対する。戦前の物語である。一人息子は家を出て労働者として生活する。ところが戦争の時代男は召集を受け、戦地へ。妻は実家や婚家の助けも受けず、懸命に働き夫を待つ。７年の歳月が流れ戦争が終わるが、妻は病におかされていた。この時代「不治の病」とされた結核だ。

物語の山場は生前は婚家への出入りも許されなかった妻を時代が変わって、山林地主の広大な屋敷に花嫁衣裳を着せて、夫が門をくぐる場面である。妻はすでに命尽きている。立派な座敷で結婚式が開かれる。この物語は何回もドラマや映画になった。映画もドラマも見た。今見てもきっと惹きつけられると思う。
ところで山林業だが、かつては労多くして危険な仕事だったが、今はドローンで種をまき、山を登る重機も開発され、それなりにやりがいのある、外で働くことが好きな人にとっては良い仕事になりつつある。
これからは農林山業がトレンドになると思う。自然災害を防ぐ点でも必要。