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木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

列車の窓からちぎった紙(布)を捨てる女

2025年03月19日 | Weblog
時ならぬ春の雪。雪かきをした。
信毎トップ記事。須坂市のふるさと納税産地偽装の返礼品。
大体返礼品目当てに納税先を選ぶなんて「納税の邪道」だ。税金は公正に自分の住んでいる自治体に納めればいい。こんなことを発想したのは総務省か財務省か。余計な手間だ。節税という名の脱税をしたら厳しく取り立てる。それでいいのだが、これも自民党とつるんでいる強欲資本家や企業が脱税をしようとする。税制が公正に組み立てられていればこんなことは起こらない。欧米、特に北欧などは税金は高いが税の使い道が公開されているのでそれほど不満はないという。ただ大儲けした人は「何で自分の利益が税金にこんなに持っていかれるんだ」という不満はあるだろう。「金持ちほどケチ」という心性だ。ただキリスト教社会の欧米では「ノーブレスオブリュージュ(高貴なる者の使命)という考え方もあって一様ではない。教会がまだ勢力を持っていて教会を通じて寄付をするという習慣がある。日本はそういう点が乏しい。お寺を通じてというのはあんまり聞かない。

映画『めし』を見る(NHKBS)。成瀬ミキオ監督。
結婚生活に少し疲れた夫婦の物語。原節子・上原賢主演。美男美女の典型的役者だったが、戦後は中年になってこうした役も演じた。二人ともいい。最後に列車で東京から大阪へ帰る妻が夫に書いたラブレターをちぎって窓から捨てるシーンがあった。既視感があった。そうだ松本清張原作の短編に「紙吹雪の女」というのがあって、後に映画化された。殺人を犯した男の証拠品である血染めのシャツか何かを細かくちぎって窓から捨てる女。それを拾って歩く刑事。清張氏は新聞社の校正係で不遇をかこっていたころこの映画を見たのではないか、それを小説の中で使ったのではないかと思った。映画は何度も見るとその都度発見がある。




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