木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

アメリカによって中国潰しの先兵にさせられる日本

2012年12月13日 | Weblog

北朝鮮ミサイル発射に成功。
と、今日の報道はこれ一辺倒。日本は今、悲惨な大政翼賛の道か、それを押しとどめるのか重大な選択を迫る選挙の真っ最中だというのに。
北朝鮮のミサイルより、アメリカ軍が日本列島の上空を好きなように訓練に使おうとしているオスプレイの方がよっぽど危険だ。
11日に信濃毎日新聞の衆院選情勢のトレンド調査によると、自民党は比例でも支持を伸ばしているとある。
世の中の雰囲気は全然そんな感じではないのに、権力の召使とはいえ、新聞やテレビでそう報じられると、国民の間に無力感が広がるのは避けられない。
それでも電話調査でそう答える人が相対的に多くいるのだろう。
その人達に言いたい。小泉政権以降の悲惨さを忘れたのかと。民主党は、特に野田政権は断罪されてしかるべきだとは思うが、全ては自民党政権のツケを払っているだけなのだ。
私の住む農村でも自民党候補のポスターを張っている家がある。おそらくずっと自民党支持だったからという理由で、そうしているのだと思うけど。
中選挙区時代の自民党は、中小企業や自営業者、農民の代弁者という側面があったが、今は違う。大企業、とりわけ独占的企業の代弁者だ。
そして対外的にはアメリカの戦略の元、中国と敵対する尖兵の役割をになわされようとしている。
安倍政権が誕生すれば、確実にその道に進む。
みなその覚悟があって、自民党を支持するのか。民主党がダメだから自民党にでは大きく後悔することになり、その時にはもう遅い事態になっている。
自民党は高齢者から支持されているという。そんなに先の長くない人達が自分の投票行動で悲惨な目に遭うのは自業自得で仕方ないが、若い世代を犠牲にすることだけはやってはいけない。
「脱原発」、「消費増税反対」、「TPP参加反対」、「オスプレイ配備反対」のスローガンでまとまる「オリーブの木構想」がもっと早くにできればよかったのだが、それでも不充分ながら「未来の党」が立ち上げられた。私自身は「未来の党」に対してやや不満は持っているが、それでも大多数の国民の利益を代弁する政党だと思う。
「維新」などよりはるかに真面目に政治を考える人達の集まりだ。
支持が伸びないというのは本当なのか。メディアによって貶めれているのではと疑っている。
安倍を支えている「四季の会」という独占的企業のトップ達は、日本が地政的に逃れられないこのアジアで孤立してやっていけると思っているのか。
戦前、大・中・小の資本家・企業家達は権益を求めて積極的に中国大陸、特に満州に進出を企てた。そのために軍部を利用した。しかし思惑通りに都合よく途中で戦線を納めることはできず、破局に至った。
安倍に象徴される極右主義者は中国と対立し相手をたたき潰すのが悲願。そんな妄想の道連れにされてよいのか。
アメリカは日本国民の命と財産を犠牲にして、中国潰しをもくろんでいる。日本が滅亡することは目的が達せられれば何の問題もない。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 悪性ガン細胞に食い荒らされ... | トップ | 極右だという認識なく極右を選ぶ »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事