木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

粗悪な情報に惑わされているこの社会

2016年12月16日 | Weblog

プーチン来日
ということで、ここのところ、朝のワイドショーは極東における両国の経済協力によって、どれだけ経済が活性化するかと言う特集をやっていた。
その話題の中で、プーチン氏が遅刻の常習者で、各国の首脳と会談する際、愛犬、と言ってもかなり獰猛な犬を同席させるのだと言っていた。
これは多分「暗殺」を防ぐためのプーチン氏の方策の一つなのではと思った。
彼もまたKGBというソ連の情報局員から大統領に登りつめた人物である。情報局と言う組織の考えることはわかっている。
ところで、今、プーチンを暗殺しようと本気で考えるのはCIA以外にないのでは?
到着時刻や通過時刻が確定できなければ暗殺計画成功の確率が低くなる。
愛犬の同席というのも愛犬がいち早く異変に反応するだろうし、愛犬が盾になってくれるだろう。
大資本の好き勝手な行動、これをアメリカ人は「自由」と称するのだが、それに立ちはだかる共産主義的・社会主義的国家や運動、あるいはアメリカの優位をおびやかす勢力は徹底的に叩き潰すのがCIAに課せられた使命だ。
それをくぐり抜け、キューバという小国を「国民の幸福」という理想を掲げて導いたのがカストロ。カストロへの批判はしょせん「負け犬の遠吠え」に思える。
カストロは不満を持って出ていく人間、あるいはキューバを去っても充分やっていける人間を止めてはいない。

我が国固有の領土という言い方に違和感。
しょせん、この地球上に地球始まって以来の固有の領土などないのでは?
北方領土にしても、その昔北海道自体が先住民族が住む土地で、近代以前に日本の領土だという意識がどれだけあったか疑問である。
沖縄も同様。琉球王国は独立した交易国だった。日本がむりやり帰属させたのだ。明治以来の政治権力にとって、沖縄は都合よく使う植民地になっている。
太平洋戦争では国体=天皇制を中心にした政体を守らんがための捨て石。
政治権力は失ったが、天皇自体は守られたことで、米軍にこれを差し出し、現在は更にこれが肥大化している。
それほどまでアメリカに尽くす日本だが、そこまでする必要がどこにあるのか。
経済協力は進めても北方領土を日本に返さない、返せないのは米軍の存在があるという。ロシアを目の敵にしているアメリカが北方領土に基地を置いたらどうなるか、「それはない」と、今の日本は言い切る程自立していない。
「中国が攻めてくる」と思いこんでいる日本国民がけっこういるらしいのだが、これはメディアに洗脳されている結果だと思うが、中国は日本に攻めて来たことは一度もない。鎌倉時代の元寇はモンゴル民族に中国が支配されていた時代のことである。
どころか日本が勝った、勝ったと騒いだ日清・日露の戦いは中国大陸で、そしてそれを足掛かりに日本政府と軍は大陸に侵攻していったのだ。
ネット情報でこうした周囲の国をバカにしたり、脅威ををあおる書き込みなどは権力とお金を持っている勢力が組織的・意図的にしている可能性があるので、これを信じてはいけないのだけれど、では正しい・冷静な客観的事実はどうやって知ればいいのか。学校と言う場がその拠り所であったのだけれど、今はこれも政権によって捻じ曲げられてきていて、明るい出口が見えない今の状況。


コメント
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