「かんぽの宿」問題。
悪役専門の鳩山邦夫総務大臣が「正義の味方」役に代って、オリックス不動産への一括売却に待ったをかけたので、これは内輪もめかなとも思うんですが、つまり「どうしてお前等だけでおいしい物を独り占めするんだ。こっちにもまわせ」というような勢力が鳩山大臣をたきつけた?
いずれにしても旧郵政省の財産が民営化の名を借りて私物化されることが明らかになりつつあるので、動機は何であれいいことです。
政府の規制緩和委員会の「旗振り役」をしたオリックスの会長宮内義彦出て来い!と思いますが、今のところ、隠れて出てきません。まったく卑怯な方です。
中川酩酊大臣辞意表明。
中川氏のアルコール依存はかなりひどいものだということはよく知られていましたが、遂に隠し切れずG7の記者会見で明らかになってしまった。
風邪薬だの時差ぼけだのと言い訳してますが、あれはアルコールのせいです。
お酒が入るとだいたい気が大きくなって、人目などどうでもよくなる。それを見事に見せてくれた。
元々酒好きの中川氏がここまでアルコール依存になってしまったのには、それなりのわけがあるのでしょう。
自殺してしまった父中川一郎氏に代って、若くして政界入り。すっかり汚れきった?十年だったのでは。そして酒が手離せなくなった。
大臣も辞め、ついでに国会議員も辞めたほうがいいのでは。
次の選挙、「危ない」と言われてますが。たしかにね、これでまだこの人に投票しようという人の頭の中身がわかりませんもの。
次世代を襲う結婚難&就職難。
私の住む地域では、年に一度この時期、温泉一泊旅行をする。
地域の役員など決めるためで、その後は懇親会となる。
今年の話題は、なんといっても村内に30代、40代の未婚の人たちがたくさんいる、ということだった。
親の世代は、まじめに働き、家庭を作ってきた人ばかりなのだが、次の世代が親と同じようには行けないでいる。
この問題は都市も農村も変わらない。
男女とも結婚への動機付けが弱くなってしまった。親から独立する必然性がないのだ。
子どもが少ないので、いつまでも家にいてもかまわない。
女性が外で働くのは当たり前。まだまだ男女差別はあるものの、経済力を身につけた女性達は、家庭での女性の役割を押し付けられる結婚に拒否感がある。よほど相手と一緒に暮らしたいという情熱がないと結婚に踏み切れない。
私はこの問題は社会が、特に男性の考え方が変わる、変えられるかどうかにカギがあると思う。
当の青年男女以上に、大人世代、特におじさん族(政治家や経営者など偉そうにしてる人たち)が男女役割分担の考えを捨て去ることだ。
それとフランスなどが採用している事実婚を社会的に認め、母子家庭、父子家庭への手当てを厚くし、結婚の形態によって生じる社会的不都合を無くすこと。つまりは「自由な結婚」を皆が許容することしかないのではと思うのだが。
それと何と言っても若い人が安定的な仕事に就ける事が大事だ。
近所に2度の離婚を経験したシングルマザーがいる。どちらの相手もどうも仕事がうまくいかない。家族と共に暮らしていける収入のある仕事に就けないでいたことが離婚の背景にあるのではと感じた。
GDPの伸び率より、共生していける社会の構築を。今政治に求められているのはそれ。「景気対策」ではありません、麻生さん。でもこの方には無理ですね。