goo blog サービス終了のお知らせ 

木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

司法の無法を正す時

2025年07月19日 | Weblog
福井中3殺害、再審無罪(7月19日信毎トップ)
犯人とされ服役までした前川彰司さん(60歳)の無罪が確定した。飯塚事件、袴田事件に続く警察・検察・裁判所の失態である。実に「万死に値する」犯罪といっていい。ここまで人の命をもてあそぶ組織が何ら罪に問われないとは日本は「無法国」といっていい。自民党政権下の罪である。参議院選挙で自公の劣勢が予想されているがぜひそうありたいものだ。名古屋高裁金沢支部の判決だが、検察は上告すべきではない。
飯塚事件では犯人とされた久万三千年さんは無実なのに死刑を執行されてしまった。恐ろしい司法の罪である。これらを正式に謝罪しないで司法の公正は守れない。
左下に目を移すと「関電、原発建設を検討」とある。他の電力会社が起こした事故ではあるが、「他山の石」とすべきなのに、どうしてこういう独占大企業はこうした過ちを平気で犯そうとするのか。ひとえに自民党が長年政権を牛耳っているせいである。何度も言うが自民議員は一人もいなくていい。

日活青春映画で活躍した和泉雅子さん死去(77歳)。
私は10代の頃この人の出演する映画をさんざ見た。御三家と言われた舟木一夫さんの相手役はほぼこの人。その後北極探検家になって冒険に乗り出したのにはびっくりしたが。
飾らない人柄で冒険帰りの凍傷がかった顔でテレビにも平気で顔を出した。10代の頃は撮影が忙しくて、家事もできなかったが、一人暮らしを始めて、電気釜でご飯を炊くにもドキドキしたと雑誌で告白していた。ご飯炊きに無事成功して「私にもご飯が炊けた」と書いていたのを思い出す。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無策の政府にノーを

2025年07月16日 | Weblog
参院選
まだ投票には行っていないが、外出のついでに期日前投票をするつもり。自公以外に投票するつもり。

平和と民主主義を校是にしてきたわが母校立命館大学がそうした文言を校是から削除しようとして学生やOBから反対の声があがっている(信毎7月8日)。愚か者はどこにもはびこっている。2流大学だと自覚していた立命館も大学進学率があがって、今や入試もずいぶんむつかいしいらしい。
私が入学したころ自己紹介で「○○大学を落ちて立命に来た」という学生がけっこういた。そうなんだと思ったが、そのうちそんなことはどうでもよくなった。一流と言われる大学に入学してもその後がパッとしなければどうしようもない。私が知っている人たちはその後教師や大学、役所の職員になってりっぱにやっている。結構優秀だったんだと思った。高校では最優秀ではなかったかもしれないが、中より上ぐらいの成績ではなかったか。

米騒動。大正時代の1918年、富山の漁師のおかみさんたちの運動からはじまったとされる「米騒動」。
研究者である富山滑川市立博物館の近藤浩二館長によると「米蔵を打ち壊して米を奪うというのは誤ったイメージで富山ではほとんど襲撃はありませんでした。米をよそに出さないでくれ、適正な価格で売ってくれという主婦たちの哀願運動がはじまりだった」という。貧困層だけの騒動でもなかった。大正の米騒動の背景には中流層の困窮があったという。不景気だったというのも誤りで、第一次大戦で戦場とならなかった日本は工業製品の輸出が好調で、インフレが進み物価が高騰した。なのになかなか給料が上がらず騒動に発展した。今の時代と共通するものがある。景気がわるくないのに賃金が上がらない。政府が適切な対応を取らない、取れない。参院選ではそうした政府にノーを突き付ける最大の機会だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

排外主義は駆逐される運命にある

2025年07月14日 | Weblog
風があって涼しい。
根拠なき外国人差別。
今や外国人なしに日本は成り立っていかない。長野の私が住む田舎でもコンビニの店員は外国人。マニュアルは決まっているのでまじめに務めれば誰でもできる。住居もかつては山ろくの公営住宅は比較的家賃が安く低所得者に有難い住まいだったが、今は日本で働く外国人の住まいになりつつある。共生していくしかない。歴史を見れば、古代では大陸からやってきた人々によって日本の文化は花開いた。奈良や京都に行けばその歴史がたどれる。
明治になれば外国へ進出したのは日本人のほう。米国への移民労働、満蒙開拓、敗戦でその道は断絶するが、すぐに移民は再開する。高度成長で移民の必要はなくなったが、今度は元々日本にルーツを持つ中国や南米の人たちが治安のよい日本にやって来るようになった。すぐわかるのはスーパーの品ぞろえやポップだ。駅の表示も英語にハングルに簡体字中国語。日本人自体が教育程度が高いのでこうした外国人にすぐ対応できる。人口減少は世界的傾向。共生して生きていくしかない。排外主義は駆逐されていくだろう。自民や参政党は駆逐される運命にある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学び直しの時代

2025年07月13日 | Weblog
今日は風があって涼しい。
「関口宏のこれからどうする」は大学の危機。少子化もあって、大学の中には廃校の危機を迎えている。とくに文系の女子大。今の時代女子大である必然性が全くない。高校などは公立高校で特に女子高を名乗るのは長野県にあっては一校もない。私の出身校も特に女子高を名乗っていたわけではないが、女子ばかり。定時制は男子も受け入れていた。
そんなわけで今「学び直し」という形で大学が社会人を受け入れている。有名な所では歌手の橋幸夫さんが京都市美大の書道科に編入し、若い学生にも歓迎され、学生委員長になったとか。個展も開き、個性的ないい字を書いている。都はるみさんも学校には行っていないが、東大出の俳優矢崎滋さんと交流しいい関係を築いているらしい。
一番ダメなのは受験でいい大学と称されるところに入学し、そのことに胡坐をかきその後勉強しない輩。政治家、特に自民党に多い。参院選で追放すべき。税金を使ってなにやってんだ。

「東京マガジン」は明治学院前の銀杏並木を住民や学生に諮らず役所と大学が伐採。どこにでもいる「木を切るばか」。私の住む村でもいつの間にか神社の参道の杉の木が切られていた。木は環境を守る。暑さにあえぐ今こそ木を切るバカを追放しよう。

「そこまで言って委員会」は地上波テレビは消えるかがテーマ。私のようなひまな高齢者はテレビを見る。ワイドショーやNHK教育テレビを見る。とても参考になる。ネットの情報というが、偏った、自分が見たいものだけを見るのは危険。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

井上靖と水上勉の短編を読む

2025年07月11日 | Weblog
世の中猛暑の話題ばかり。
いつも言うように我が家は猛暑とは無縁。屋敷が広い。木が多い。それだけ。しかし誰でもそうした環境に恵まれるとは限らない。そうした条件を持たない人には緑の多い公園や冷房の効いた施設がほしい。今はそうした場所で過ごすように役所なども誘導している。

休日部活地域移行への取り組み(信毎トップ)。
教員希望の若者が減っているのは部活の負担と事務量の多さ。教育委員会も改善に乗り出した。教師や学校への過大な期待は私などが学生だった60年前よりはるかに増しているように思える。なぜなのか理由はわからないが、世の中何事も完璧を求めすぎるように思う。もっとのんびり行きましょうと言いたい。

今月20日は参院選投票日だ。
時としてそれを忘れそうになる。私の場合、特に人に支持を訴える活動はしていないが、熱心な友人が生きていた時は必ず電話がかかってきた。その友人も今はいない。彼女の場合活動的だったから10票ぐらいは減ったことになる。どう出るか。自民党の場合公明党と合わせても過半数を割るのではないかと言われている。代わりに参政党が維新を越え、人々の期待を得るのではないかと言われているが、この軽薄な党が増えても人々のためにはならない。老獪な自民党が取り込むことになるだろう。

カルチャー講座で近代文学を受講している。テキストがあり、暑くて外仕事も出来ないのでそれを読む。井上靖、水上勉の小作品。共に有名小説家だが、今は読む人も少なくなっているのでは。
井上靖『北の海』。『草民記』水上勉。どちらも短編。
「北の海」は戦前の金沢4高の学生達が夏の一日を海で遊び歩いて遠い駅まで帰るという話。井上靖は4高だったか。「草民記」は若狭の貧しい農民が代官に貴重な鳥を献上する話。どちらも名もなき人々の名誉や金とは無縁な生活を描いている。好感の持てる作品。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時代錯誤の後醍醐天皇の「天皇親政」

2025年07月09日 | Weblog
遠くで雷鳴がするが、降るまでには至っていない。
キュウリをもらったので浅漬けを作る。適当に切って塩をまぶし冷蔵庫に入れておけばいろいろ利用できる。
朝はワイドショーなどで興味がある話題なら見るがそうでないときはEテレで高校講座を見る。今日は日本史。室町幕府の成立。その前段階で南北朝時代というのがあった。後醍醐天皇が古代の「天皇親政」を再び夢見て、足利尊氏や楠木正成と言った武将を率いて鎌倉武士達と戦うが、時代を理解しないために有力武士の離反を招き、ついに吉野の山中に追いやられる。南朝である。最後まで付き従ったのが楠木正成とその息子正行。楠木正成は当地の土豪に過ぎなかったが、後醍醐天皇の権威により足利方に対抗しようと考えた。単なる天皇忠誠ではなかったが、付き従う武士たちに分け与える領地を持たなかった。これは後醍醐天皇の政策でもあった。「天皇親政」。だが京都で安穏な暮らしに慣れた公家衆は時代の変化を理解しなかった。平安時代のようにはいかない。武士達は公家の権威に従うだけの目下の同盟者ではなくなっていた。
ちょうど今のアメリカの無法な支配に従わない国が増えているのと一緒。日本だけが忠誠を誓っている。バカな自民党を楠木正成と同列にするのは正成に失礼だが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

個性を尊重するシュタイナー教育

2025年07月08日 | Weblog
シュタイナー教育で育てられた俳優斎藤工。
「徹子の部屋」でそう言っていた。シュタイナー教育とはドイツの教育学者シュタイナーが提唱した教育理念。一言で言えば子供の主体性に依拠し、それぞれの子供の個性に依拠する教育。日本の公立学校でやられている一斉教育の対極にある教育法。
日本の一斉教育は大人数を一つにまとめるのにはまことに都合がいい。特に軍隊では。
先生はやりにくかっただろう。私の家でも5人兄弟のうち4人は優等生タイプ。次兄だけが違っていて、先生にはけむたがられた。でも後に自分でエレキギターの工場を立ち上げ、80歳を過ぎても先頭に立って仕事をしている。
斎藤さんの場合は俳優だから役に立っているだろう。但し自分の思い通りに役者を動かしたい監督や演出家には嫌われるだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草刈正雄の2時間ドラマ見る

2025年07月07日 | Weblog
能登半島舞台の2時間ドラマ見る。
この地域出身の学生時代の友人。どんな風景を見ながら育ったのかと思い内容より風景を知りたくて朝からドラマ視聴。
彼女のお父さんは船乗り。商船に乗って各地、時に外国にも行って、あまり家にはいなかったらしい。でもいいお父さんだったようで、彼女が大学進学する際、教師が進める地元金沢大学の教育学部、それも体育科なら入れるとしたのを嫌だと言ったら「そうか」と言って京都の立命館への進学を許してくれたと聞いたことがある。女の子だから地元で、短大でという考え方はしなかったよう、2番目のお兄さんがやはり立命の産業社会学部に進学していたので、兄貴もいるし、いいだろうと思ったらしい。
金沢は文化程度もたかい「北陸の雄」とも言うべき都市だが、冬はちょっと辛い。私の育った長野も冬寒いところだが、湿度が高くないので雪はどちらかといえばさらりとした粉雪。スキーに向いている。
草刈正雄主演のドラマだったが、以前「徹子の部屋」だったかで、父は沖縄駐留の米軍兵士で、米国に帰国した後米国に呼び寄せるつもりだったが、いろいろ事情があってそれは果たせず、母一人子一人の貧しい生活を送っていたが、上京して盛り場で働いていたところをそのかっこよさに目を付けた人に勧められモデルに。その後は俳優に転身したと語っていた。とにかく母に楽な暮らしをさせたいとそればかり考えていたと言っていた。まじめな性格で、着実に俳優人生を歩んだ。「真田丸」で幸村の父昌幸を演じたのはそのバタ臭い風貌にやや違和感を感じたけれど、真田関係のドラマに出演することが多く、以前民放では幸村を演じていた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マニュアルや規則に縛られる日本

2025年07月06日 | Weblog
連日猛暑が話題だが、いつも投稿しているように我が家は屋敷が広く木が多いので猛暑とは無縁。ほぼ扇風機で間に合っている。

「酒蔵の危機」(東京マガジン)
外国人にも支持される日本酒だが、その日本酒を作る酒蔵が危機という。酒蔵についている酵母が命だが、厚労省だの農水省だのの役所がやれ食品衛生法だの何のと言って妨害してきて、嫌気がさした店主がそんなこと言うなら「廃業だ」ということらしい。学校秀才集団の役所がいつもこうした伝統的産業の邪魔をする。柔軟な発想をする者を排除するのが「役所」というところらしい。

吹奏楽部地域移行に壁(信毎トップ)
これも似たような構図。楽器の音がうるさいと一部の近隣住民が文句を言うらしい。以前、子供の声がうるさいと児童館に文句を言った事件があったが、こうした「文句言い」はそのこと自体より自身の不満をこうした形でぶつけていく。役所や学校が丁寧に対処すればいいのだが、そうした能力を役所も学校も持たなくなっている。経験豊かな上司や先輩教師が事に当たればこうはならないと思うが、日本全体がマニュアルや規則に冒されている。由々しきことと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

参院選で自民のじじいの退場を。

2025年07月04日 | Weblog
雷鳴がしたが、少し降っただけ。
参院選が公示された。自公をますます少数に追い込むべき。大多数の国民にとってこの両党は何一つよいことはしていない。対外的にはひたすら屈米で、国内的には大企業の召使。そんなことでこの先日本がたちゆくはずがない。国民にとっていらない政党。公明党も単独で政権を担える党ではない。どこかと連立してということでこの何十年かはひたすら自民党とタッグを組んでいる。こうなると他の党とは組めない。他党も公明党を信用しない。自民党を追放するまたとないチャンス。これを邪魔するのがいつも言っているようにマスゴミと連合。どこまで騙されない国民がいるか。

ごみ減量は一義的には企業の責任。
消費者がゴミの多い製品を作ってくれとしたことは一度もない。企業の方がひたすら売らんかなのさもしい根性でゴミを増やしたのだ。企業に対してごみ処理の値段を含めることを義務付けるべき。企業にこんなにやさしい国は日本とアメリカぐらい。その意味でもこの両国の政権は腐っている。退場してもらうべき。参院選はその一大チャンス。いつも言っているようにじじいの退場でもある。じじいはいずれ退場するがのんびり待っていられない。特に権力の座からの退場を望む。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする