庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

経済問題。交通問題。健康問題。そして、日本の国創り問題。快適社会問題。

トランプ政権誕生で安倍首相が批判される状況が緩和。

2017-02-19 | 快適エネルギー社会問題

安倍首相は経済の再生を最重要と政権発足以来、言い続けているが、「将来の新産業として確実に主流になる「再生可能エネルギー産業」には、関心が低い。

それは、石油業界や原子力発電業界の意見ばかりを聴いているために、【再生可能エネルギーが日本には適していない】との認識に固まっているからである。

たしかに、日本の国土の立地条件からは、太陽光発電には、日照率が良好でないと、適地とは言えない。

平坦地も少なくて、必然的に「太陽光発電の発電コストは高め」になってしまう。

陸上の風力発電の適地は、もっと少ない上に、人家も多いので「風力発電の騒音被害の懸念」などが影響して、設置量が伸びない理由は明白である。

しかし、アメリカの国土は、太陽光発電にも適した土地が多く、風力発電の最適地は豊富で、「再生可能エネルギーの大国」になれる。

それでも、トランプ氏は、パリ協定を離脱することで、化石燃料業界に有利な政策を実行する「後ろ向き大統領」を演じている。

これで、安倍首相への批判の風は、少しは和らいでしまうかもしれないが、歴史を振り返る機会には、歴代でもっとも消極的な首相と言われるだろう。