庵KM

技術屋OBの環境問題独り言

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東芝の惨状を見て安倍政権は何も反省しないのだろうか?

2017-02-24 | 核エネルギー・原子力問題

原子力発電は「温室効果ガスの排出がほぼゼロ」の機能が重視されて、世界での普及が進んできたが、すでに過去の技術となっている。

安全性を重視する世界の潮流から、「発電設備の建設コストは高騰」して、その上に、放射性廃棄物の最終処理には膨大な費用かかる。

日本の東芝は、その技術の未完成を軽視して、アメリカのウエスチングハウス社を子会社に買収したが、大赤字と出して破産処理した。

また、新興国への輸出を働きかけたが、どこも採算性の壁で途中で頓挫する傾向にある。

つまり、日本の政権の後押しを頼りにした東芝は、原子力発電の技術を放棄するしか、再生の可能性がなくなっている。

しかし、安倍政権は電力会社におもねって、原子発電の再稼働を容認してきたので、その技術支援をできる東芝を、倒産させない方針だ。

親方日の丸の企業が、再生に成功した事例はわずかしかない。

もう日本では、新規建設は不可能であるから、東芝を原発廃炉事業で支えて、雇用を守るしかないのだが、反省もできていない。