東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

心の薬

2012-03-11 | 経営の気づき
子育ての言葉として「1つ叱って3つ褒め」というのがあるが、これを凌ぐ教えがある。それは二宮尊徳の「可愛くば 二つ叱って 三つ褒め 五つ教えて よき人となせ」である。

大経営者と言われる著名な方たちは、怒るときは烈火の如く怒る人が多い。要するに、魂の入った叱り方をするには、烈火の如く気持ちを表現しなければならないということだ。問題は、事後処理である。上司から叱られた後の社員は意気消沈とするから、そのフォローをどのようにするか。叱ったことが教育上ためになるか、何にも役に立たないかに分かれる分岐点は、そのあとの気遣いである。

もちろん、前処理としての「褒める」ことも重要だ。