東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

出るを企む

2012-09-16 | 私流
経営を守るとか、健康を守るとかいった場合、入出の管理が重要である。しかし、どちらかと言えば、「入る」方よりも「出る」方に気を使わなければならない。多分、何事においてもそうなのだろう。

例えば、経営改善を行う場合は、売り上げをどのようにあげるべきかを中心に検討することが多いが、「入る」方の企みは、そう簡単には実現しにくい。うまくいっても、ある程度の時間経過が必要だ。その点、「出る」方すなわち経費節減は、即自的効果がありその効用は大きい。

健康にしても、食べる量を制限すること、即ち「入る」方を企む人が多いが、運動などカロリー消費のバランスを見逃すと、成果が出にくい。

脳の場合も同様である。ほとんどの人が「入る」方、即ち、知識の蓄積のみに気を使うが、「出る」方を企んでいないと、脳の成長は期待出来ない。知識は用いる(出す)ことによって、脳が耕され活性化する。記憶によって知識を増やすだけでは意味がないと私は考えている。

得た知識を活用すればするほど、自分のノウハウとして、自分の人間性を膨らますというのは、私の実感である。


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2 コメント

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惜しみない心 (パイカジまっちゃん)
2012-09-16 06:59:45
なるほど、深く考えるとまさに東矢先生の今日のブログの考え方通りですね。
出る方はあまる考える人が少ないと思います。
知識も自分だけが知っていただけでは効果が少ない。
最も優れた人は、ライバルに自分の知識、手法を惜しみなく教えてあげる方だと思います。
それは、自分自身も向上する事になると思うのです。
1つの組織として、自分だけが知っていたのではその組織は成長しません。
人数が増えれば増えるほど、成長度合いは知識を持っている人がどれだけ自分の周りに伝授できるかで成長が決まってくると思います。
例えば、自分が知識の第一人者で自分を超える人を作ろうと思わないと、その組織自体はその人以上のレベルには達しない、すなわち成長が止まってしまうと思うのです。
今日の東矢先生のブログから「惜しみない心」という言葉を連想しました。
出す方を積極的にすることで自分も、そして自分の周りの人もどんどん成長していくのだと思います。
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競う (ken)
2012-09-16 14:50:15
確かに、知識を周りに放出しないで、自分だけに囲っておくと、保身には役立ちますが、自分の成長にならないですよね。いつも、深いフォローに感謝です。
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