東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

いつも両手で

2014-01-04 | 人生の気づき
最近の人は器用な人が多いものだから、何事においても片手で処理するような気配を感じる。私が野球に親しみだしたころ、近所のガキ大将は、グローブをはめていない手も添えて、必ず両手で補給しろと教えてくれた。お客様にお茶をお出しする時も、片手では失礼だ。両手でお茶を添えてお出しする。これが礼儀であり、こちらの真心が通じる。

マナーとしてだけではなく、仕事であれ私生活であれ、心を込めて物事を処す、両手の精神が必要だ。両手でする必要性が無くても、片手を添えることによって、相手様の心に寄り添うことが出来る。両手のことを「真手」とも言うが、私の好きな美しい日本語の一つだ。