花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

北イタリアの旅(8) ドロミテ・トレチーメのハイキング 

2010年11月06日 | 海外旅行「西ヨーロッパⅡ」北イタリア・南イタリア

朝起きて直ぐ、標高1224mにあるコルティナ・ダンベッゾ町のホテルの自室からベランダに出た。
冷たい空気の中で、眼前に夜明け前のトファーナ山(3244m)があった。しばらく朝日が昇るのを待って写真を写した。①
それから急いで外に出て、周りの山々も見た。西に見えたのはオドダダラゴ山(2715m)らしい。②
どれも朝日を受けて美しく輝いていた。

 ① ②

-2℃の気温の中、ホテルを8;30にバスで出て、まず町の南東16kmの所にあるミズリーナ湖に向かった。
湖畔を越えるといよいよ道は急こう配の曲がりくねった山道になった。
標高2300mの駐車場でバスから降りて、そこからはトレチーメの展望台を目指してのハイキングだ。

しかし、道路が雪で凍り付き、普通の靴では滑りやすくなっていた。
私と友人は、こんな事もあろうかと滑りにくい靴底の冬靴を履き、杖を持って行ったので安全に歩くことができたが、他の人達は皆、滑る夏靴だったので、転ばないように苦労しながら歩いていた。
最初の山小屋「アウロンゾ」は、駐車場から結構な坂道を5分間登った2320mの所にあった。公共トイレも山小屋もすでに閉鎖されていた。
そこからは平坦な道が30分程続いた。左手はトレチーメの裾野だが右手は絶壁になっていて、足を滑らせたら危険な道だ。しかし、景観は雄大だった。③④

 ③

 ④


 途中に小さなアルピニストの教会が立っていた。⑤
どんどん歩いて行くと、やっと左手に標高が3003mあるトレチーメ山の3つの峰が見えて来た。⑥

 ⑤ ⑥

さらに歩いて、標高2344mにあった山小屋「ラバレード」まで行った所で休憩した。
添乗員氏と山岳ガイドが相談した結果、その先へ行くのを中止すると知らされた。
私はもう少し先まで行きたかったので、添乗員氏の許可を得て、なだらかな傾斜路を1人で5~6分程先迄歩いた。その場所から山小屋を入れた写真を撮った。⑦
また今日の目的地であった方角の写真も写した。⑧ 
それから急いで皆の後を追った。目的地まで行けなかったが、私なりに満足できた。

 ⑦

                        ⑧

その後駐車場へ戻り、バスで少し下った所にあるレストランで昼食。
午後はミズリーナ湖(標高1756m)の湖畔2kmを30分かけてハイキングした。
現地ガイドの女性が、湖面に雪を投げた。雪は凍り付いている氷の上に乗った。まだ岸に近い場所だけが凍っている状態だった。
凍った散策路を滑らないように気を付けながら暫く行って振り返ると、クリスタロ山(3221m)がくっきりとその美しい雄姿を見せていた。⑨⑩

 ⑨ ⑩

散策後、コレティナ・ダンベッツォのホテルに戻ったが、その夜は美しい光景を見た感動と興奮がなかなか収まらなかった。


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2 コメント

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Unknown (マサエ。)
2010-11-07 10:15:43
 やっぱりsonataさんたちは雪道に慣れていらっしゃるから、滑りにくい冬靴とか用意されていたのですねー。たぶん、東京の人たちは凍った雪道なんて、ほとんど歩いたことがないと思います。-3度なんて気温、真冬の夜でも滅多に無いくらいですから。
 ガイドさんたちが途中で止めることを決めたのは、きっとそういう人たちのためだったのでしょうね。慣れていない冬山歩き、危ないですからねー。
 冬山の景色、とってもきれいだけど、私は見るだけでいいです。寒いの苦手だから、行く気にはなれないなー。
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Unknown (ソナタさん)
2010-11-08 08:31:40
マサエさん、こんにちは。
添乗員氏の話では、私たちの1つ前に出たグループ(20日前出発)は、雪が降ってハイキング自体が中止だったと言っていたから、私たちは寧ろラッキーだったのです。ドイツから個人で来た人たちは、どんどん普通に歩いて行ってました。
やはり旅行社が、靴の滑り止めが必要だという情報を伝える必要があったわけです。
私がもし、もう1度行くなら、花もある6月か9月の初旬に行き、沢山あるドロミテハイキングコースを2つくらい歩いて見たいと思いましたよ。
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