花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設16年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調が重なり、家の回りの生活が主になった。

「アイルランドとスコットランドの旅」(4)

2017年05月11日 | 海外旅行「北ヨーロッパ」アイルランド、スコットランド
≪アイルランド「ダブリン」と近郊の観光≫(3)

⑤「タラの丘」
3日目は9時にダブリンのホテルを出発し、北東56kmの町、世界遺産「ニューグレンジ」町へ向った。
約5000年以上前にこの地域に来た人々の巨石墳墓群があるそうだが、今回はそこには行かなかった。

バスは「タラの丘」の駐車場に入った。
ここは紀元前200年頃から「ケルト人」達が集まった地域で、その王「タラ」が築き上げた緩い連合王国があったという。
その連合王国もキリスト教が広まるに連れて衰退していったらしいが、今も「タラの丘」には当時の石(写真右側)が立っていて、アイルランド人の心の故郷になっている。
丘からは「ニューグレンジ」が一望できた。
バスが出発して間も無く牛の群れに出会った。耳にタグが付いていた。







⑥「モナスターボイス」
「タラの丘」を後にして37km北東の「モナスターボイス」に向った。途中の牧歌的な景色に心が和んだ。



そこには古い教会の跡が残されていた。教会は5世紀に建てられたもので、先端が壊された「ラウンドタワー」の傍に墓地があった。
その中に目立つ高い「ハイクロス」があった。10世紀に作られ、アイルランドで最も知られた「ハイクロス」らしい。
太陽神を表す円と十字架が組み合わされたデザインだ。
石にキリスト教の聖書の場面が掘られていて、文字を読めない人にも理解できる様にしてあった。

 

        

比較的新しい墓も幾つかあり、その一つは2006年に亡くなった12歳の少女の墓だった。家族に今も愛されている事が供物から分かった。

コメント
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