花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

温泉宿は閑古鳥

2011年04月11日 | 「北海道内旅行」登別・定山渓・洞爺・函館・道東・三笠・旭川・道北・奥尻島他
先日、かなり前に予約してあった札幌郊外の定山渓温泉に、畑の仲間3人で行き、1泊した。
札幌駅から出る無料送迎バスに乗った人は僅か20人位に過ぎなく、客の少なさに驚いたが、1人1シートでゆったりと座る事ができた。
1時間弱で定山渓に着き、バスは2か所の温泉ホテルを回って客を降ろすのだが、最初の中級ホテルでは7割位の客が降りてしまった。
私たちと残りの客は、宿泊料金が少し高い方のホテルだったので、最後に降りた。

ロビーに入ったら、着いた客よりも出迎えてくれた従業員の方がはるかに多い。
3階の部屋に行くまで、館内は本当に静まり返っている。
6時半に夕食を食べにレストランに行ったが、テーブル席がガラガラの状態で寒々しかった。
主任らしき男性に「何時になくお客が少ないように感じますが、最近はこうなんですか。」と尋ねた。
すると、「予約していた中国、韓国、台湾からの客の9割がキャンセルしてしまったんですよ。」という返事だ。
今回の東日本大震災の北海道への影響は一部の沿岸地方だけだったし、福島の原発事故も、今の所、北海道への影響が少ないのにと、驚いてしまった。
こんな状態が全国的なら、日本経済は大打撃を受ける事は想像できる。

夕食後、大浴場に行ったら、私たちの他には1人しかいなかった。
その後、分担して持ち込んだおつまみや果物を食べながら、ワインを飲んでおしゃべりをした。話は自然と大震災と原発の事になった。
3人で色々と議論していたら24時になったので寝た。

翌朝、私1人で大浴場に入りに行ったら、誰もいなかった。
たまたま使おうとしたシャワーの湯の温度が調節できなかったので、係りの女性に話すと、「使用量が少な過ぎると、温度調節がうまく行かなくなるのです。」と説明してくれたが、私は「火傷をしたら困るので、点検した方がいいですよ。」と言った。

人が少ないレストランでゆっくりと朝食を食べたが、客が少なければ、手作り感が強い美味しい料理を、種類を多く維持するのが大変だろうと同情した。
今回は私が幹事になってホテルを選択したのだが、2人の友人は「部屋が広く、ゆったりとくつろげたし、料理も美味しかった。」と大満足だった。
それで私は彼女たちに、「こんな状態が続くと経営が立ち行かなくなるから、また来ようよ。」と言った。

今朝、従妹から電話が来たので、「温泉に行かないかい。」と誘った。
行くと言うので、早速、定山渓温泉の別のホテルを予約した。今度は中級ホテルだが、来週火曜日にまた1泊する事になった。
コメント
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