なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

病棟の下痢患者

2014年05月07日 | Weblog

 連休(先週)前から病棟で下痢の患者さんが数人出て、検査が行われた。ノロウイルスとCDの検査が提出されたが、前例陰性だった。施設入所中の寝たきり、あるいは胃瘻造設の患者さんで、誤嚥性肺炎で入院している。抗菌薬投与がなされていて、そのための下痢の可能性もある。中止できる人では肺炎で投与した抗菌薬を中止した。入院する前から嘔吐下痢があった患者さんもいる。同じ施設に入所している患者さんがいて、持ち込み感染かという声もあった。

 その病棟に新規の入院患者さんを入れないようにして、経過をみることになった。整腸剤のみ症状のあるほぼ全員に処方された。もっとも胃瘻からの注入が多いが。できる範囲で隔離も行う。感染管理の看護師さんが、感染管理をお願いしている大学の先生の指示で大活躍していた(いちおう院内に感染管理委員会はある)。

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