近所の林のふち。木の上のほうに黒い虫がじっとしていた。
うんと拡大してみると何かクワガタの仲間らしい。
コクワガタ(クワガタムシ科)あたりだろうか。
オオセンチコガネ(コガネムシ科)
クワガタはカブトムシと並んで子供たちの人気だが、コガネムシのほうに近い虫だ。
保全センターにいたオオセンチコガネの金属的な光沢が魅力だ。
クルミハムシ(ハムシ科)
クワガタもコガネムシもカブトムシもカミキリムシも大きくは甲虫(コウチュウ目)に分類されている。
カミキリムシに近いハムシの仲間はずいぶん種類が多くて野菜などの葉を食べて嫌われる。
クルミハムシはオニグルミの木の下にいた。
卵でお腹を大きく膨らませているので♀のようだ。
クシコメツキ?(コメツキムシ科)
甲虫にもいろんな仲間がいるが最近見たものをいくつか挙げておく。
コメツキムシの仲間は仰向けにしておくとはねてもとに戻るのが面白い。
ヒメツチハンミョウ?(ツチハンミョウ科)
ツチハンミョウの仲間は秋にも見たが、今回のは少し違う種類のようだ。
ツチハンミョウは毒液を出し触ると皮膚炎を起こすので注意が必要だそうだ。
アオジョウカイ(ジョウカイボン科)
ジョウカイボン科というのがあるのを初めて知った。
ほかの昆虫たちを捕まえて食べるという。
カミキリムシにも似ているがホタルに近い仲間だ。
ワカバグモ(カニグモ科)
甲虫たちも昆虫の仲間だがワカバグモなどクモの仲間は昆虫ではなく、
姿も生態も異なる中で脚が8本なのが分かりやすい違いだ。
これまで見たワカバグモは♀が多かったが、
これは頭胸部前方と脚は赤く色付いていて触肢の先端もふくらんでいるので♂らしい。
このクモは初めて見た。
ずいぶん脚が長い。
メガネドヨウグモ(アシナガグモ科)
この背中の模様で調べるとメガネドヨウグモというものらしい。
後で頭胸部の黒い模様がメガネ状なのが名前の由来と知ったが、
撮るとき意識していなかったので拡大してみても分かりにくい。