エビヅル(ブドウ科)
これはエビヅルの新芽。
エビヅルやヤマブドウは古来から自生している日本のブドウだ。
近所の高校の庭から垂れさがっていて、高校ができる前は山林だったことの名残だ。
新芽の中には赤みを帯びた葉とともに花芽も入っているようだ。
エビヅルは雌雄異株でこちらは雄花。
そして、こちらは雌花。
雄花も雌花もシベは見えるが、花弁はないみたいだ。
花弁は咲くとすぐに落ちるのだろう。どこかにないか探してみる。
中央にそれらしきものが見えるが、花弁の芯にシベはない。
一番下のから判断すると、落ちた花弁が引っかかっているだけのようだ。
この写真の中央に帽子のようなものがある。
実はこれが落ちる前の花弁だ。
エビヅルの花弁は先端が合着していて、下部が開いて反り返った末に落ちてしまうらしい。
人工対自然の配列
以前清川村から湖を望む山登り?に行った時清川村役場に降りてきて、風と雨にたたられた山旅の疲れをいやしていた。
やはり近所にこのような景色が雨にも負けず緑が滴っていたので映した覚えがあります。
コンクリートの造りと自然が織りなす蔓
かわいい帽子のような形が最後の姿なんですね。
やはり弦で伸びて行くのですよね。
山ブドウも最初の芽が出る時綿毛のようなものに包まれて出てきますね。
妙高の山の中でも、コンクリートの壁にでもちゃんと生き続けるんですね。
そして、この不可思議な花!!
花弁も緑色で 反り返った末に落ちてしまうと言う
ことなど、私だったら絶対に!分からないでしょう。
雄花と雌花のシベの違いも 面白いなあと思いながら
よく考えたら、今まで実際に見て確認したことが
ありません。
まして、花弁が こう言う経過を辿るなんて・・・
おーちゃんの ブログを拝見するようになってから
街中でも、植え込みの横に生えている雑草まで
必死で覗き込んで、たまには ちぎって持ち帰ります。
こんなことが分かったら 益々楽しくなりますね!
本当に、奥が深いです。
雄花と雌花とを両方アップしていただきまして 嬉しいです。
面白いことを発見されましたね。
うれしいですね。
地目・山林だった場所が多いので、残っていてもよさそうなのですが、
残念ながら。エビヅルの新芽は柔らかそうな綿毛の中に
濃いピンクや緑が包まれていて、柔らかな印象ですね。
可愛いです。花はすぐ落ちてしまうのですね。せっかくグリーンで
可愛いのにもったいない(笑)
清川村にコンクリートの役場を作っても、蔦など昔ながらの植物が建物に絡んでいるのでしょうね。
エビヅルの雌花は帽子の花弁を脱いだ後、受粉して丸い実になり、秋には紫いろに熟します。
種の部分が大きいので食べるには不足ですが、山ブドウ酒などを作ることができます。
花は黄色という印象を持っていましたが、それは花弁が落ちてシベの黄色が目立ったからのようです。
花弁が落ちないで残るタイプだったら緑の花と感じたかもしれません。
ノブドウやヤブガラシなども花弁がすぐ落ちますね。でも花弁の開き方落ち方はエビヅルはユニークで面白いです。
そのころ雄花、雌花のことは知ったのですが、花弁のことは今回がはじめての発見でまた面白さが増えました。