自転車で境川の右岸を上流に向けて走った。
鶴間のあたりから、白い花が目立つようになった。
ハナウド(セリ科)
夏になると山地でシシウドの花が見られるが、ハナウドは初夏に咲く。
花序の周辺の花の花弁は大きめで変化に富む。
花序を開く前は、こんな風に包まれている。
さらに進むとオドリコソウの群生がところどころで見られる。
オドリコソウ(シソ科)
我が家の近所ではオドリコソウは見られないと思っていたが、
直線距離で5kmぐらいのところで群生していた。
鵜野森の斜面緑地
境川は城山湖あたりを源流として、神奈川県(相模国)と東京都(武蔵国)の境を下り、
町田を過ぎると横浜市と大和市、藤沢市を通って江ノ島付近で海に出る。
有名な国分寺崖線は多摩川が作った斜面・段丘で自然が豊かなところだが、
境川も同じような斜面を作り緑も生き物たちもいっぱいだったのだろう。
いまや開発が進み、このような斜面緑地は少なくなった。
前に我が家の近所の境川に近いところでハナウドを見た。
おそらく昔は、そのあたりでもハナウドやオドリコソウが群生していたのであろう。
クサノオウ(ケシ科)
上の斜面緑地のあたりでは、季節によっていろんな草花が見られそうだ。
今はオドリコソウに加えてセリバヒエンソウ、オニタビラコ、オヤブジラミなど。
クサノオウはすでに実も出来ているが、これからも長く咲いていることだろう。
ニリンソウ(キンポウゲ科)
一輪だけ残っていたニリンソウは春先には群生していたのだろうか。
ツボスミレ(スミレ科)
葉っぱや他の草に隠れるほどの小さな白い花はツボスミレだった。
オニグルミ(クルミ科)
古淵で折り返して、左岸を下った。
堤防を走っているので河原の木を上から見ることが出来る。
葉が茂った上にひょこっと飛び出した赤いものたちは、オニグルミの雌花だ。
境川でオニグルミを見るとは思っていなかった。
こちらは数日前に別の場所で撮ったオニグルミで、たくさんの雄花が吊り下がっていた。
あらためてよく見ると、上のほうに雌花が咲いている。
面白かったので、またときどき境川を走ってみよう。
自転車での観察は 爽やかでしょうね。
でも、往きは坂道ですね?変速付きですか?
ハナウドの花序の開く前の姿は 珍しいですね。
そして開いた写真も美しいです。
このオドリコソウは 白いのでしょうか?
(質問攻めで すみません)
オニグルミ 又忘れているのか分かりませんが
初めて見たような{気持ち」です。
今、うちのベルフラワーが満開で、毎日写してますが
多分真ん中のメシベは 柱状のものと 先端が3列
しているものがあります。キキョウも5列?するように
思いますが・・
以前のブログで メシベかオシベのどちらかが
後から出来る???と言う用語を拝見したのに
どこだったか 忘れました・・・こんなんばっかりです。」
○ 国分寺崖線は多摩川が作った斜面・段丘で自然が豊かなところだが・・・
上は、ハイクで訪れた 下は、近くに住んでいて何度となく訪れた。
そんなことからお~チャンの解説でよくのみ込めました。
『斜面について』
ウンチクを受けたことがあります。
日向になりとても植物が好く育つ。
平地より面積的に広くなる。・・・(三角定規の斜面と下辺の関係)
図鑑を出してきて見ました。今まで、花の名前がわからないものが多かったので、そのままにしていましたが、図鑑を見ると、あーこの花はこの名前だったのと思う花が大分ありました。オニグルミも可愛い花ですね。時々図鑑を見るようにします。
結構好きな花なんです。
以前、僕がオドリコソウの群生をアップしたとき、こちらでは余り目に出来ず。
珍しいと言っていましたね。
良かったですね、近くに群生地が見つけられて。
クサノオウはこちらでもたくさん見られます。
にた花で、馬の足型も咲いているのを見つけました。
オニグルミですか、マタ新しい花教えていただきました。
有難うございます。
果たして、みつかるかなぁ・・・。
野草は生えていてもあんまり面白味がなく感じていましたが、
遡ればこんなふうに自然の残っている場所もあるのですね。
機会あれば私もサイクリングしてみたいものです。
オドリコソウの群生やハナウド、セリバヒエンソウなども
見られるとはとても魅力的です。
ここのオドリコソウは、ほとんど白でたまに薄いピンクが入っていました。っ時期によって違うのかもしれません。
ベルフラワーもキキョウの仲間で雄性先熟なのですね。毎日撮っていると変化が面白いでしょう。
なるほど緑が豊かになるわけが分かりました。
最近行きませんが、桃山御陵あたりもまだ豊かな自然が残っているのでしょうね。
オニグルミが咲いていたのはJRと小田急が交差する賑やかなターミナルのすぐ近くだったので驚きました。
オドリコソウがけっこう群生しているところを見つけました。近所でもまだまだ知らないところが多いという証拠です。
オニグルミは葉痕の形が面白いので、どこかで観察したいと思っていましたが冬の間は見つからず、葉が展開するようになって会えました。
上流では川の中に土砂が残って河原を形成している部分も多いですが、そこへは下りられません。
堤防の外側は大部分住宅やマンションですが、ところどころ緑地があり自然が残っています。ここも開発が進みそうで、相模原市などでは問題になっているようです。
ハナウドとオドリコソウがこんなに群生しているとは思いませんでした。