先日、髭僧の滝に向けて歩き始めたとき近くで綺麗な声が聞こえるので、
見上げると電線に止まったキセキレイがさえずっていた。
ミミガタテンナンショウ(サトイモ科)
やや暗い林ではミミガタテンナンショウがあちこちで独特の花を咲かせていた。
ミツマタ(ジンチョウゲ科)
ヤビツ峠との分岐のあたりの斜面にはミツマタがたくさん植えられていた。
戦前は和紙の原料としてミツマタを栽培していた関係で西丹沢ミツバ岳で群生しているそうだ。
ヤマルリソウ(ムラサキ科)
髭僧の滝方面に進むと道端の斜面にヤマルリソウが見られた。
ヤマルリソウは崩れそうな斜面を好むそうだが、道中あちこちにということでもないのが不思議な感じだ。
ユリワサビ(アブラナ科)
道中あちこちに咲いていたのはユリワサビだ。
ハナネコノメソウやヨゴレネコノメソウが咲く沢の近くでも見られたが、
道すがら林の縁などあちこちに白い花が咲いていた。
根が細いのでワサビ代わりにというわけにはいかないようだ。
昨日まで以上に寒かったがそろそろ春らしくなって丹沢の花の種類も増えることだろう。
水辺でちょこまかしている姿しか見たことがないので、不思議な感じがします。
春ならではの光景なのかもしれませんね。
林の中の花たちをこうして見せていただいていると、改めて個性の豊かさに
感動を覚えます。植物でも動物でも、自然界はこんなにも色々なのに
人間はやたらと違いを気にしすぎるような…
可愛いユリワサビ、会ったことはありませんがファンです。
花はタネツケバナのようで葉はアイビーのようですね。
キセキレイは水辺で動いているのがピッタリ来ますね。
高いところで囀っていたのは、おっしゃるように春ならではの光景かもしれません。
今頃の季節は桜の花のさまざまな光景に目が行きますが、
小さな草花たちにも個性豊かなものがいっぱいあって、いろんな虫を集めたりしています。
ユリワサビの花はタネツケバナによく似ていますね。
棒のような果実がないところでも見分けができます。