もう10日ほど前になるが、宮ヶ瀬の林道を歩いた。
マルバウツギ(アジサイ科、ユキノシタ科)
道路わきのあちこちでマルバウツギの白い花が盛んだった。
今ごろはウツギが咲き始めている頃だろうか。
ハタザオ(アブラナ科)
足元の方ではハタザオの小さな十字花が咲いていた。
旗竿が何本も並んでいるところがあった。
50cm以上も直立した茎の先につく白い花は旗のようには見えない。
草の間にウスバシロチョウの姿があった。ちょっと元気がない。
ウスバシロチョウはモンシロチョウのようなシロチョウ科ではなくアゲハチョウの仲間だ。
しかしアゲハチョウには珍しく卵で越冬し、幼虫はムラサキケマンを食草とするそうだ。
いつか卵、幼虫、蛹そして羽化などを観察してみたいものだ。
今日の白さんたちは、私はどれも出会いのないものです。
マルバウツギ、可愛いですね!丸い形の葉っぱも花も可愛いですが、
ころころの丸い蕾にぐっと惹かれました。
ハタザオは、ちょっと離れたら花に気付かないかもしれませんね。
まっすぐ立ち上がった茎が旗竿に見えたのしょうか。想像力豊かなネーミングですね。
ウスバシロチョウは見るも聞くも初めて~と思いましたが、
ブログ内検索試してみたら、以前にもご紹介くださっていましたね。
すっかり忘れていました。アゲハチョウの仲間なのですか。
うちの近くにもムラサキケマンはたくさん咲き、虫に食べられてもいますが
残念ながらこの蝶の幼虫ではないのでしょうね。
越冬中の卵を見てみたいです。
初夏のころは白い花が爽やかさをくれますね。
マルバウツギは割りあい多い花で前には鎌倉あたりで見たことがあります。
ハタザオはなかなか「うまいネーミングですが、1本だけで咲いていても気付きにくいです。
ウスバシロチョウは2回目ですが、なかなかピッタリに撮れません。
薄羽というだけに翅が半透明なのですが分かりませんよね。
家の近所でもムラサキケマンはたくさん咲きますがウスバシロチョウはいません。
生活圏が限定されているようです。
なぞらえて綴ってみた。
≪蝶と白い花≫
花弁に抱かれ 生きている
おおらかに生きている
花芯の怪しい 粉に包まれ
はかないいのち さだめなら
抱きつくように とびまわり
死んでいくのよ 蝶のまま 花のまま
あなたとともに 生きてきた
ああ はかない 生き心
あふれる蜜に おぼれながら 酔いながら
命あるかぎり そよぐ空気
天地 とびまわる
ちょっと翅に問題があるのか元気なく、サンバを踊ることも天地とびまわることもしませんでした。
この後どうなったか分かりませんが、はかない命をせいいっぱい生きたのだと思います。