東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

来年栽培するための藍の種を収穫

2022年12月28日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 霜が降りる寒い季節が続いています。そのため、早朝の畑は霜で真っ白です。いくつかの植物は霜のために葉が枯れています。当然ながら藍の葉も枯れています。そこで、来年の種まきに備えて藍の種を採取しました。
 藍はたくさんの種ができるため、種を購入する必要がほぼありません。毎年採種した新しい種を育苗用に畑に蒔いています。そして、苗が育つと本畑に植え替えています。藍は草木染めの中で比較的容易に染めることができます。藍は草木染めに重宝している植物です。

          霜で枯れた葉や茎の先端に実る藍の種子


 今年はあまり藍染めをしませんでした。そのため、畑に植えていた藍がだいぶ残っていました。そのため、たっぷりと種を採取することができました。種はゴマ程度の大きさです。枯れた花弁柄を指で揉むと、花弁柄の中から種が出てきます。花弁柄を口で吹き飛ばしながら種だけを取り出します。そして、春まで種を保存します。
 田布施町は江戸時代藍染めの街でした。江戸時代の紀行文にそのことが書かれています。また田布施川で布を大量に藍染めしている昭和初期の写真が残っています。田布施町でかつて盛んだった藍染めを復活させる方はいないでしょうか。

     葉や茎が枯れた藍畑        花弁柄を揉んで出た藍の種
 


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