郷土館で開催中の真空管関連展示会を手直ししていました。単に古いものを並べるのではなく、実際に動作させるように何とか工夫しています。例えば、戦前によく使われていた三球ラジオを実際に鳴らしています。田布施町は電波がとても弱いため、30mものアンテナ線を張りました。そのため、感度がやや弱い三球ラジオが良く鳴るのです。再生をかけると音がさらに大きくなります。
ラジオ放送がよく入る三球ラジオ、そしてエジソン電球と石油ランプ
そして、真空管開発の大元になった古い電球も光らせてみました。ただの古い電球ではなく、100年以上前のエジソン電球(復刻版)です。淡く温かみのある電球です。また、この電球が普及したため、消えていった石油ランプを隣に置きました。そして、手回し式の蓄音機も置きました。今のオーディオ装置と比較するためです。この貴重な蓄音機は、展示会直前にFさんより寄贈いただきました。ありがとうございました。
今回の展示会は、100年にわたる電化の歴史展のようにも思えます。
淡い光を発するエジソン電球(復刻版) 電蓄が発明される以前の手回し式蓄音機
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