12月にクリスマスツリーなどを飾ったと思ったら、もうぐ3月です。そこで、去年郷土館に寄贈していただいたお雛様(七段飾り)を同館に飾りました。飾った場所は、民具を集めた昭和の趣がある畳の小部屋です。
郷土館にやって来たお雛様達は、とある方の娘さんが小さい頃に購入したものです。その後、その娘さんが嫁いだ後に誕生した孫娘に引き継ごうとしたそうです。しかし、お孫さんが住んでいる家が手狭で引き継げなかったそうです。そのため、郷土館に安住の地を見つけることになったお雛様達です。
畳が敷かれた昭和の趣がある部屋に飾られているおひな様達
郷土館にやって来たお雛様達、私はその飾り方がさっぱり分かりません。そもそも我家には雛人形がありませんでした。私の妹には買ってもらえなかったのです。それだけ我家は貧乏だったのです。そのため、お雛様を飾っていた近所の家まで出かけて見させていただきました。私が子供の頃、お雛様を飾っている家はそうありませんでした。そもそも私が通っていた保育園にもありませんでした。
七段の棚を組み立てる アイロンで伸ばす毛氈 毛氈を七段に被せる
大きな箱の中から、箱を数個取り出して雛人形を飾りました。最初、七段の棚を組み立てました。組み立て終わると七段の棚に毛氈を被せました。そして、一段目に金屏風,ぼんぼり,そしてお内裏様とお姫様を飾りました。二段目に三人官女、三段目に五人ばやし、四段目には右大臣や左大臣と思っていたら警護の二人の武官(検非違使?)、六段目に三人上戸、最後の七段目に御籠・重箱・牛車を飾りました。郷土館に来館された方々に、これらのお雛様を楽しんでもらえたらと思っています。
飾り付けをしていただいた方々、ありがとうございました。
お雛様を置けるように毛氈を整える 上段から順番にお雛様を据える
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