東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 7/29(かせくり)

2020年06月20日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色



 田布施農工高校の羊の原毛を、手間暇かけて洗浄して羊毛にしました。その毛を紡いで毛糸ができると、紡ぎ器から糸巻き(ボビン)を外してかせくり器にかけます。いろいろなかせくり器がありますが、私が使っているのは組立式で水平回転型です。持ち運びしやすく,軽量で,コンパクトなのは良いのですが、やや使い勝手が悪いかせくり器です。大量に毛糸を扱う訳ではないので、これまで使ってきました。

    糸巻きの毛糸をかせくり器にかけ、ほどいてまとめる


 さて、紡いだ毛糸が糸巻きに巻き終わりました。その糸巻きを紡ぎ器から外し、専用台にセットします。専用台が無い場合、ピンの上に糸巻きを立ててもかまいません。セットした後、毛糸を引っ張る力で糸巻きがかろやかに回ることを確認します。

糸巻きを紡ぎ器から外す  糸巻きを専用台にセット   かせくり器の組み立て
  

 次に、かせくり器を組み立てます。回転する軸を支える台や、回転する四隅の支柱を組み立てます。そして、毛糸をひっかける棒を四隅に立てます。そして、手で持って回転させる棒も立てます。なお、このかせくり器は木製で軽いため、手で回すと軸がふらつくことがあります。ふらつかないように台に重しをすることがあります。

 毛糸が外れないよう慎重に回す      毛糸の先端と終端を結ぶ 

 かせくり器を組み立て終わると、糸巻きに巻かれた毛糸をかせくり器に巻いていきます。毛糸をすべて巻き終わると、毛糸の先端と終端を結んでおきます。毛糸をかせくり器から外して、両手で輪のように持って何回かねじります。ねじり終わると、二つ折りするようにして毛糸をまとめます。なお、くさり編みにしてもかまいません。これでかせくりが終わります。布を織るために必要な長さになるまで、紡ぎとかせくりの工程を繰り返します。かせくりが終わると、次は毛糸を染色です。藍染めしたり紅花染めなどします。

 毛糸を輪にして持つ    毛糸の輪をねじる   二つ折りにする
  


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雨の前に、ジャンボニンニク... | トップ | 山の下草刈りと野良竹の伐採 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

綿栽培,糸つむぎ,織り,染色」カテゴリの最新記事