東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

規格化したわらで、ほぼろ版買物籠を製作(1/11)

2024年01月01日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 新年おめでとうございます。去年古希になった私、今後は的を絞って挑戦しようかなと思います。去年までは興味あるものは何でもやっていましたが、今年からは、わら細工,クルミ細工,裁縫や工作指導,史跡巡り,そして藍染め講習などに絞ろうかと思います。労力がかかる麦や陸稲、桃栽培、伐採や移動が大変な椎茸栽培、熱中症になりそうな夏の下草刈りなどは止めようと思います。
 わら細工民具「ほぼろ」ノウハウ本ですが、今年内に発行できるように原稿を春までに書き終えようと思います。完成予定150ページのところ、なんとか100ページまで書き終えました。

        作りやすく綺麗な買物籠になる方法を考えながら製作


 さて、前回のわら細工講習会で、買物籠が意外に難しいことが分かりました。自分で作るのは楽なのですが、人に教えることの難しさです。そのため、綺麗に,作りやすく,そして教えやすい方法を考えながら買物籠を再度製作しています。
 ところで、前回の講習会では余った古いわらを使ったのが悪かったのか茎がよく折れました。使うわらの品質が大切なことを改めて思い知らされまし。基本なことですが、新しいわらを使い木槌でよく叩いて柔らかくすることが大切です。

 木槌でわらをよく叩く    わら屑を取り除く    わらの穂先をカット
  

 今回、買物籠を作るにあたってわらの長さを74cmと82cmの二つに統一化しました。前者は籠底の直線立ち上げ面の編み込みに、後者は籠底の丸い角の立ち上げ面の編み込みに使います。それ以上の長さの穂先部分は押切でカットしました。74cmと82cmに満たない短いわらは取り除きました。このように、使うわらを規格化してみました。

   74cmのわらを二つ折りに         籠の底部分は折り返す
 


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