東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

くるみ,楮,シダなどを煮るための窯を試作(5/5)

2024年02月17日 | 歴史探訪他ウォーキング

 ようやく完成した窯に初めて火を入れて、クルミ,楮,そしてシダなどをブリキ缶に入れて煮てみました。最初練炭を四個使って湯を沸かしましたが、なかなか水温が上昇しません。一時間ほど待ちましたがわずかしか水温が上がりません。これでは半日以上待たなければなりません。
 そこで、練炭を全て取り出して薪を使って燃やしました。すると、ぐんぐん水温が上昇してすぐに80℃以上になりました。練炭の取り出しや消火など、iさんに手伝っていただき助かりました。一時間程度80℃以上をキープした後、煮えたクルミやシダなどを取り出しました。早期に薪に変えて良かったです。

      湯気が沸き上がる中、煮えたクルミやシダなどを取り出す


 練炭の良いところは煙が出ないため、人家が多い場所では迷惑になりません。しかし、火力が弱いためたくさんの練炭を使う必要があります。1個400円位なので費用もばかになりません。炭を使っても同様だと思います。
 我家には薪が無尽蔵にあります。また、隣の家とも離れています。そのため、我家で窯を使う場合は火力が強い薪が最適であることが分かりました。薪ストーブがまだ来ないため、不要となった練炭をクラフト小屋の暖房に使おうと思います。

  練炭の火をおこす    取り出した練炭を消火    薪を入れて燃やす
  

 今回はブリキ缶を使いましたが、思っていた以上の成果がありました。取っ手が付いているため、二人いればお湯を入れたままで短距離ならが移動できます。また耐熱性の塗料を塗布していたためか、底の損傷はありませんでした。煤で黒くなっただけです。
 シダ以外に煮たくるみや楮、熱湯から取り出すと皮をクルリと面白いように剥がすことができました。これで、一年中くるみや楮の皮を入手することができます。

   沸かしている途中、蓋を外して     面白いように皮を剥がせる
 

コメント
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