東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

お正月、今年は最も近い麻郷神社に初詣

2019年01月02日 | ふるさと

 毎年元旦は賑やかな神社に初詣するのですが、今年は一番近くある歩いて5分位の麻郷神社に最初に初詣することにしました。行ってみると拝殿にお酒が奉納されていました。氏子さんの一人がお詣りしたのでしょう。この神社は、戦前は麻郷護国神社と言い、戦後に麻郷神社となりました。「麻郷」が付く神社ですが、麻郷に住んでいながら知らない方が多いのは残念です。歴史好きの方や戦没者がいる家でないと知らない神社です。毎年四月一日に慰霊祭があります。

         お詣りするもひっそりと静かな麻郷神社


 麻郷神社は戊辰戦争時に奇兵隊などで出陣して亡くなった方々を弔うために建てられました。東京にある靖国神社に先だつ三年前、慶応二年(1866年)に建てられました。その後、日清戦争や太平洋戦争でなくなった方も慰霊されるようになりました。戦没者の遺族の方々により今まで守られてきました。そして、普段は鳥越地区と旭地区の方々が清掃管理しているようです。


 麻郷神社参道入口      麻郷神社前の広場     戦没者慰霊碑
  

 戊辰戦争で亡くなった方々の慰霊碑を見ました。一番有名な方は大河ドラマに出てきた世良修蔵です。奥羽鎮撫参謀にまでなりましたが仙台で亡くなりました。尾川猪三郎・片山金次郎は共に鳥羽伏見の戦いで亡くなりました。会津藩や新選組と戦ったのでしょう。京都東福寺にも慰霊碑があります。上領茂蔵・国島栄蔵は共に越後(新潟県)で亡くなっています。戊辰戦争時に戦いが苛烈だったと言われる長岡藩で亡くなったようです。戊辰戦争に先立つ第二次長州征伐時に亡くなった方や、明治になってから起きた西南戦争の天王山であった田原坂で亡くなった方の名もあります。歴史好きにはたまらない場所です。

   戊辰戦争で亡くなった方々     戊辰戦争以降に亡くなった方々
 

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