東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

今年も、自作の注連縄でお正月

2019年01月01日 | イベント,行事

 明けましておめでとうございます。大晦日、毎年のことですが注連縄を作って飾りました。ここ数年米作りをしていないため、保存している藁を使いました。その藁は保存が悪かったのかだいぶ傷んでいました。そのため、今年は小ぶりの注連縄になりました。今年は注連縄用に稲を作ろうかなと思っています。稲と言っても、私が作るのは水稲ではなく畑で作る陸稲です。水稲より管理が難しいのが玉に瑕です。注連縄用だけならバケツ稲でもかまいませんが。

         陸稲の藁とウラジロだけの簡単な注連縄


 さて、私は次のようにして注連縄を毎年作っています。まずは、軽く湿らせた稲藁を柔らかくするため木槌で叩きます。稲藁全体が柔らかくなるように何度も稲藁の位置を変えながら叩きます。柔らかくなると、注連縄の太さになるように稲藁を選んで束にします。その稲束を三分割します。それぞれの束をねじるようにして縄にします。さらに、その三本の縄を綯うようにして一本の太い縄に組みあげます。

 木槌で稲藁を柔らかく  稲束の根本を縛る    稲束を三分割しそれぞれ綯う
  

 こうして、一つの注連縄に編みあがります。出来上がった注連縄はほつれが出ています。そのほつれを取るために別の藁で強くしごきます。コンロがある場合は、注連縄を火をあぶってほつれを焼いても構いません。次は、注連縄の根本と先端をくるりと巻いて結びます。輪になった注連縄にウラジロを組み付けます。これで注連縄の完成です。

   三本の束を一本の太い縄に綯う     注連縄をくるりと巻いて縛る   
 

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