東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

我家も久々に雪景色

2018年02月13日 | ふるさと

 北陸,東北,そして関東では大雪が続いています。この田布施町はいつ雪が積もるのだろうかと思っていたら、ようやく昨日の夜に積もりました。同じ山口県でも日本海側はスキー場があるほど雪が降ります。しかし、私が住んでいる瀬戸内海側は雪は降ってもそれほど積ることはありません。積もっても昼の間に溶けてしまいます。今日の雪も昼の間に日陰を除いてあらかた溶けてしまいました。

            葉が落ちた明るいけやきの林


 私は子供の頃、めったに降らない雪が大好きでした。そのため、スキーやスケートができ、雪だるまを好きなだけ作れ、かまくらの幻想的な景色がある雪国にあこがれていました。そのためか、雪について大きな勘違いをしていました。例えば、二階の屋根から下に積もった雪にジャンプすればどんなに楽しいだろうかと思っていました。そして、雪が積もらない田布施町を残念に思っていました。ところが、大人になって初めて雪国に暮らす大変さを知りました。

  玄関近くから見た畑やけやきの林       伐採中の我家裏の山尾根


 久しぶりに雪が積もりましたので、我家の周りを散策してみました。畑は雪で白一色で、ところどころでU字支柱が雪の上に出ていました。隣のけやきの林は、いつもと違う趣がありました。夏はけやきが茂って薄暗い林なのですが、今の季節は落葉中のため明るく日が差します。地面に白く雪が広がる光景は、なんだか東北のしらかば林のようでした。

雪をかぶるブルーベリー   雪を背負う桃の木     雪をかぶるビワの花


 最後に11月下旬に種をまいた麦畑に行ってみました。一面真っ白な雪で覆われていましたが、わずかに麦の葉先が一列になって雪の上に出ていました。これから2月も後半になります。もう少し寒さを我慢すれば、待望の春一番が吹き荒れると思います。その風が吹けば、野山の様子が一気に変わります。今、ボケの花芽などが赤く色づいています。ボケに続いて、クロッカス、菜の花などが次々に咲き始めます。そして、ジャガイモの植え付けなどの農作業も始まります。今は、嵐の前の静けさのような季節ではないかと思います。

          葉先が一列になって雪の上に出ている麦畑

コメント
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