東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

しいたけ用の木を数本伐採

2018年02月06日 | 樹木,果樹



 早朝は雪が大量に舞っており、地面はうっすらと雪景色になりました。その寒空の中で、麦畑傍に生えるこならの木を数本伐採しました。麦畑傍にお住まいのNさんやその親戚が5人、私の友達M君、そして私の計7人で作業しました。こならの木は、菌を植え付けてしいたけ栽培に使えます。伐採していただく代わりに、皆さんに好きなだけ木を持って帰っていただくことにしました。

         白いロープを張った右端の木から順番に伐採

 朝10時に皆さんが集まりました。最初に伐採する木には昨日ロープを張っておきました。チェーンソーでその根本を切断している時、倒す方向にロープを引っ張りました。切断が進むと、バキバキ音を立てながらドスンと倒れました。すると、伐採した木に集まって幹や太枝を細かく切断しました。切断している間、私とM君は次に倒す木にハシゴをかけて登りロープを張りました。

 こならの根本を切断    倒す方向にロープを引く   約1m間隔で切断
  

 倒した木は4本です。どれもしいたけの栽培用には十分過ぎる太さです。年輪を数えると、どの木も15年位でした。この麦畑は日当たりが良いので、山と違って木が早く太るようです。伐採した木の根本からはひこばえが数本出ます。そのうちの1本を育てれは、10年後にはまたしいたけ用として伐採することができます。昔は、この10年サイクルで伐採しながらしいたけ栽培がおこなわれていました。

            木が伐採されると、細かく幹や枝を切断


 つまり、しいたけの木は何度でもリサイクルできるのです。典型的な再生可能農業の一つだと思います。午後から用事ができたため、明日か明後日に伐採した木を4本か5本家に持って帰ろうと思います。そして来月、しいたけの菌を植菌しようと思います。植菌した2年後にしいたけが生え収穫できます。伐採を手伝っていただいた方々、ありがとうございました。

  次に倒す木にロープをかけるM君      倒す最後の木を皆で引っ張る
 

コメント
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