東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

茨城県 水戸偕楽園を散策(3/4)

2017年02月19日 | 歴史探訪他ウォーキング

 義烈館を出ると、外でみんな待っていてくれました。皆がそろうと偕楽園に行くことにしました。偕楽園の東口を入ると、右方向に梅林が広がっていました。2月初めのため一部の梅しか花が咲いていませんでした。しかし、すべての梅が咲き始める頃、偕楽園は右往左往するほどの混雑だそうです。2月に来た方が、のんびりと園内を散策できるとのこと。

          まばらな人の中を、東口から偕楽園に入園


 園内に入ると、偕楽園の一番の見ものである梅林を歩きました。まだ少ししか梅は咲いていませんでした。散策する人もまばらで、あっちこっちを談笑しながら歩きました。梅は花が散ると芽がまっすぐ1m位伸びます。偕楽園の梅はすべて剪定して芽を取り除くようです。そのためは盆栽のように幹や枝が曲がりくねっていました。

梅林の小道をのんびり散策    咲いていた紅梅     梅が題材のマンホール
  

 梅林を散策していると御成門に着きました。門の傍らでしばし休憩後、梅林をぬって表門に行きました。偕楽園は元々はこの表門から入るのだそうです。表門に行くと屋根が新しく葺かれていました。その表門から一の木戸を入ると竹林が見えてきました。なお、一の木戸は珍しい板屋根でした。小さな新しい板が何段にも打ち付けてありました。木戸の横から屋根を見上げると、板屋根の構造が良く分かります。もしかして、その昔は檜皮葺(ヒノキの皮)が葺かれていたのではないかと思います。

     茅葺きが新しい表門          板屋根が新しい一の木戸
 

 一の木戸を通り小道を下ると竹林がありました。手入れがされているのでしょう、竹林地面には折れた枝や竹がまったくありませんでした。我家の竹林はほとんど手入れしていないので、歩くのが困難なほど枯れた竹が通せんぼしています。梅林は心がなんだかわくわくしますが、竹林は心が落ち着くような気がします。ヨーロッパには竹林がないと聞きます。ヨーロッパから来た方々も竹林を見て心が落ち着くのでしょうか。それとも日本人だけなのでしょうか。

            寒くも心地よい風が吹き抜ける竹林


 竹林を通り抜けた後、下り坂の小道を選びました。竹林から外れてしばらくすると、場所に似合わない大きな白い石(吐玉泉)がありました。石灰岩のようです。石の中央から水が湧き出て、石のへりからしたたり落ちていました。流れ落ちる水を触ると不思議なことに温かいのです。今は寒い冬ですので、寒風にさらされた手は冷たくなっています。地下水は意外と温かいため、冷たい手で触ると温かいと感じたのでしょう。

  石灰岩と流れる水    巨大な古木が目の前に   中門を通って見晴広場に
  

 吐玉泉から南側を見ると、百年は経っているであろう巨大な古木がありました。太郎杉でしょうか。かつてはこの杉と同じ位の巨木が近くに立っていたそうですが、台風で倒れてしまったそうです。林の中の軽い登り道をしばらく歩くと中門がありました。

             散策した、常盤神社や偕楽園など

コメント
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